体育館の価値を拡張する新しい間仕切りソリューション
学校体育館の利活用は、授業・部活動・地域連携・避難所機能など多様化しており、空間の柔軟な再編成が求められている。新世代の電動間仕切「
SIKIRUTO(シキルト)」(開発・販売:コトブキシーティング株式会社)は、安全性の向上、空調効率化による省エネ、学習環境の改善、災害時のプライバシー確保など、従来の防球ネットでは実現できなかった価値を提供する。教育委員会や学校現場の課題に即した運用が可能であり、体育館の多機能化を支える新たな施設整備の選択肢となるものだ。

大型電動間仕切「SIKIRUTO」の体育館設置例(下は収納時)
教育活動の拡大で変容する体育館の役割
近年、学校体育館の役割は大きく変容している。体育授業や部活動に加え、探究学習や学年集会、地域住民との合同イベント、ICTを活用した発表会など、教育活動の幅は広がり続けている。さらに、災害時には避難所としての機能が求められ、長期滞在を前提とした環境整備が不可欠となっている。
こうした状況において、体育館を単なる「大空間」として扱うのではなく、目的に応じて柔軟に区画し、快適性・安全性・効率性を確保することが重要になっている。従来の防球ネットは、スポーツ利用には一定の効果を発揮するものの、遮音性・視認性・空調効率・防災機能などの観点では限界があった。この課題を解決する新たな選択肢として注目されているのが、「シキルト」だ。
大空間を柔軟に区画し、複数利用を可能にする

体格差のある児童生徒を安全に分けられる

複数のクラスで同時に利用できる
「シキルト」の最大の特長は、体育館の大空間を用途に応じて分割し、複数の会場を同時に生み出せる点にある。例えば、複数のクラスが同時に体育館を利用する場合や、体格差のある学年を安全に分けて活動させる場合など、従来の設備では対応が難しかった運用が可能となる。
また、防球ネットで指摘されていた「ボールが抜ける」「ネットの揺れが集中を妨げる」といった課題も、シキルトの幕構造によって解消される。幕は安定した面として機能するため、競技中の接触による危険性が低く、視界の揺れも生じない。
しかも、リモコン操作による電動巻き取り方式を採用し、展開・収納は約3分(サイズによって異なる)で完了する。教職員の負担軽減(働き方改革)に寄与するほか、収納時には天井部分に収まり、収納庫が不要。体育館の常時利用を妨げない。素材には防災認定を受けたポリエステル繊維と塩ビ樹脂を採用し、耐久性と安全性にも優れている。体育館の利用頻度が高い学校では、設備の安全性と運用負荷の軽減は重要な検討項目であり、その両面で有効な解決策となる。
さらに、プロジェクタースクリーンとしても活用できる点も大きな魅力だ。式典や発表会に加え、部活動で映像を見ながらフォームやフォーメーションを確認したり、遠隔指導に用いたりするなど、メーカーの想定を超える活用法が導入した学校現場から生まれている。

リモコンで素早く簡単に展開・収納
空調効率を高め、体育館の省エネ運用を実現
体育館は空間が広く、冷暖房効率が低いことが従来からの課題である。特に夏季・冬季は空調負荷が大きく、学校の光熱費を押し上げてきた。こうした状況を受け、文科省は熱中症対策と防災機能向上を目的に「空調設備整備臨時特例交付金」を創設し、体育館への空調設置を全国的に後押ししている。
その上で、必要な範囲を区画できる「シキルト」と組み合わせれば、使用場面に応じて空調対象を限定でき、エネルギー消費を大幅に削減できる。省エネによる財政負担の軽減効果も大きく、空調整備を進める今の学校現場にとって、極めて有効な導入手法となる。
加えて、災害時に体育館を地域住民の避難所として使用する際は、プライバシーを確保するパーテーションとしての活用も期待されている。停電時にはポータブル電源で操作できるオプションがあり、防災面での有用性も優れている。
体育館の多機能化を支える新たな標準へ
製品ラインアップは、標準的な
シングルタイプ、防音性に優れた
ダブルタイプ、昇降速度の速い
センター巻き取りタイプの3種類をそろえる。既設体育館への後付け設置にも対応し、天井高や形状(三角屋根・丸屋根も開発中)に合わせたオーダー設計が可能。扉や窓の設置、色の選択など、学校ごとの利用形態に応じたカスタマイズにも柔軟に対応する。しかも短期間で施工できるため、空調設置や改修に合わせて導入することで費用対効果を高められる。
このように「シキルト」は、従来の間仕切りにはない多様な価値を生み出し、体育館の活用の幅を大きく広げる設備である。教育委員会や学校現場が抱える課題に応じた効果を発揮することから、大学、中高一貫校、小学校など、幅広い学校で導入が進んでいる。
日本教育新聞 2026年10月19日発行号掲載
記事PDFは
こちらよりご確認いただけます。
関連リンク
【メディア情報】「日本教育新聞」(2026年10月19日号)の施設特集に、SIKIRUTOが掲載されました