中村学園女子中学校・中村学園女子高等学校
サブアリーナ

2022.01.14
学校体育館・アリーナ

施設説明

※2023年5月より、ディバイダ―はディバイディングカーテン(愛称:SIKIRUTO)に変更しております。
 ここでは、記事公開時の呼称をそのまま使用しております。

念願のサブアリーナが完成

中村学園女子中学校・中村学園女子高等学校は、複数の部活動がインターハイに出場するなど、福岡県内で有数のスポーツ強豪校としても知られています。2021年7月、建て替え工事が行われているメインアリーナに先立って、サブアリーナが完成しました。
以前の第二体育館よりもフロア面積が広いサブアリーナは、幅広い競技に対応できる空間です。天井も高く、球技などを行う際も思いきり動き回ることができるため、体育の授業や部活動などで活発に利用されています。

素早く空間を仕切るディバイダーを導入

このサブアリーナに新たに導入されたのが、大型電動間仕切り「ディバイダー」です。
以前の第二体育館では、異なる競技を同時に行う際、防球ネットで中央を仕切っていましたが、様々な課題がありました。例えば、小さな卓球ボールや新体操の器具が、ネットの網目を通り抜けたり引っかかったりすること、ネットを吊るしているワイヤーの上部を飛び越えてしまうことによる、練習の中断などです。生徒が床面のネットで足を滑らせる危険性もありました。
これらの課題を解決したのが、コトブキシーティングのディバイダーです。
ディバイダーは、空間をすばやく仕切ることのできる、天井吊り下げ式の大きな「幕」です。普段は天井に収納されており、異なる競技を同時に行う際や小さい空間を作りたい時に、「幕」を展開します。
リモコンボタンを押すと、天井から蛇腹状に収納されていた「幕」が降りてきます。幕が下がりきるまでの時間はおよそ3分。リモコンのみの単純な操作で、力仕事は一切ありません。生徒でも簡単かつ安全に操作ができます。天井から床までを面でしっかりと仕切り、緩みなく床面の位置で停止するため、ボールや器具が通過する心配がなく、生徒が安全に活動できるようになりました。

視線を遮るソリッド素材で集中力を高める

ディバイダーを設置するメリットは、天井から床までを仕切ることだけではありません。
幕の下部は、透過性の無いソリッド素材を使用しています。この素材が視線を遮るため、隣で行われている競技に意識を奪われることなく、それぞれの活動に集中することができます。日頃の練習が試合時の成果につながるスポーツにおいて、集中できる環境というのはとても大切です。
また、幕の上部は透過性のあるメッシュ素材にすることで、照明の明るさと開放感を維持します。今回は、空間にナチュラルに溶け込むグレー色が採用されました。

竣工して間もないサブアリーナ。ディバイダーにより、空間を有効に活用し、安全で集中できる競技環境が、生徒や教職員から早くも好評を得ています。

施設概要

中村学園女子中学校・中村学園女子高等学校は、一人ひとりの夢の実現に向けた学力の養成と、社会と世界に貢献できる女性になるための人間教育に力を入れています。創立50周年を迎えた2010年には新校舎が完成。2023年にはメインアリーナが完成する予定で、勉強・部活動・行事など全てのことを通して、次代を担う女性の教育のための設備が整っています。

インタビュー


利用目的を明確にした体育館の建設で
授業や部活動のさらなる充実を図る

居室データ

所在地
814-0103 福岡県福岡市城南区鳥飼7-10-38 地図
施主
学校法人中村学園
竣工
2021年7月
台数
1
関連リンク
中村学園女子中学校・中村学園女子高等学校 WEBサイト