固定式講義机イスのレイアウト・配置Seat Layout

配置寸法の要素 参考寸法
(単位mm)
A 黒板〜最前列
前方の席は、教師とのコミュニケーションをとりやすいように前後、左右位置のバランスを考慮します。部屋が横長であるほど側席への配慮が必要です。
2000
B 机前後間隔
設置する机のタイプにより前後の間隔は異なります。席への出入りのしやすさと着席時の机とイスの関係を考慮して設定します。
標準寸法②
参照
C 教卓/教壇〜最前列
最前列の通路は教室の広さや動線により異なりますが、教卓前を通路にする場合には無理なく通り抜けできる寸法を確保することが理想です。
600
D 後部通路
出入り口から席への動線や最後列着席者と後部通り抜けに配慮して設定します。
600
E 中間通路
机の掛人数や全体のバランスを見て、無理なく通行できる広さを設定します。ただし、車イスの通行を想定する場合には、通常より広く設定する必要があります。
600
F 机のサイズ
机幅は1人分の幅×掛人数で決まり、この寸法を基に横列に何席配置するかを検討します。机幅には天板幅+エッジ幅(6mm)を加えて設定します。
標準寸法③
参照
G 側通路の寸法
側通路の有無や広さは教室内での移動のしやすさに影響します。試験時の試験官の通り抜けを考慮して幅を決める場合もあります。
500

固定席の一部を車イス利用にする例

例1)

最前列の机・イスを移動式にし、車イス利用時には机を動かし、イスを撤去します。

例2)

最後列の席のイスを置きイスにし、車イス利用がある場合には、置きイスを撤去して車イス席とします。

固定式講義机イス 標準寸法

※下記は標準寸法です。設置場所に合わせた設計はご依頼ください。

直配置

製品タイプ SD-777シリーズ SD-331シリーズ
(-82シリーズは除く)
SD-190シリーズ
寸法 独立脚タイプ スイングアップタイプ 跳ね上げタイプ
①天板奥行 400 400 350
②机前後寸法 850 800 800
③1人分間口 600 560/580/600 560/580/600

斜め配置

②斜め配置において直配置部分と天板位置揃えをすると斜め部の机前後寸法は配置角度に応じて直配置部分よりも狭くなりますので、斜め配置部分において最小の前後間隔を設定する必要があります。


SD-777シリーズ


SD-331シリーズ


SD-190シリーズ

円弧配置

③R配置において1人分間口は円弧の小さい天板の前側で設定します。SD-190シリーズはR配置に対応していません。

配置寸法の要素 参考寸法(単位mm)
H 斜め振り角度
教室の幅が広い場合、壁側のブロックを斜め配置にすることで講師側に向きやすくなります。この角度により、前後・間口幅とも配置幅が広がりますので、考慮が必要です。
斜め配置(15度)にした場合:
前後寸法② +30mm
I
I+J
斜め配置時の間口寸法
この寸法は斜めの振り角度によって変わります。背座一体タイプのうち、SD-331シリーズは背が外側に出る分だけ総間口が若干広がります。SD-190シリーズにおいては、席の両側に支持脚が必要になるため、天板間口も大きくなります。
SD-190シリーズを斜め配置
(15度)にした場合:
天板間口寸法 +200mm
K 補助脚と幕板
スイングアップタイプ・跳ね上げタイプにおいては、斜め配置にした場合、座席位置と天板のズレが生じます。中間列のこの部分には幕板をつけます。規定値を超えた場合には補助脚を立てます。