進化するスタジアムシートがもたらす新たな感動体験

2026.06.26
事例特集
スタジアムでの観戦スタイルが多様化するなか、観客席に求められる役割も変化し、来場者のニーズに合わせたバラエティー豊かな席種が導入されるようになりました。
選手と同じ目線で楽しめるプレミアムシートや、長時間でも快適なクッション付きシートなど、座席の選択肢の広がりは観戦体験そのものをアップグレードするとともに、新たなファン層の獲得にもつながっています。また、観客席を簡単に展開・収納できる屋外用移動観覧席も登場。イベント日以外は収納してフラットなスペースにするなど、空間を多様に活用できる仕組みにより、試合がない日も地域のにぎわいを生み出す場所へと進化しています。
本特集では、観客席にこだわった3つのスタジアム事例をご紹介します。

01ホスピタリティ溢れるスタジアムで、最高の観戦体験を提供

PEACE STADIUM Connected by SoftBank

長崎スタジアムシティの中心施設であるスタジアムは、全席にドリンクホルダーを備え、大型ビジョンは対角線上に2面設置されどの座席からも見やすいなど、ホスピタリティを追求しています。全席屋根で覆われているので、悪天候でも快適に観戦が可能です。

VIP席と選手席のシートには、個性的なデザインと豊かなクッション性を兼ね備えたプレミアムシート「Paragon 755」を、日本のスタジアムで初めて採用しました。ゆとりがある背もたれ、両側にはクッション付きでドリンクホルダーを装備したひじ掛けがあり、ここでしか体験できないプレミアム感を演出します。このイスを導入した、プレイヤーズスイートシートは選手席のすぐ横にあり、選手と同じイス、目線で試合を楽しめます。ベンチの動きをダイレクトに感じながら、臨場感あふれる観戦を楽しめます。

一般席は細かくグレード分けされており、肘掛けや背もたれ・座面のパッド、サイドテーブル付きなど、エリアごとに異なる特徴のイスが並びます。

02改修で導入された3種類のイスが観戦体験をアップグレード

ヨドコウ桜スタジアム

大規模な改修工事を終え、2021年4月にリニューアルオープンしました。 ピッチと観客席との距離が短く、選手たちの声や、ボールを蹴る音がはっきりと聞こえ、プレーの迫力を間近で感じることができます。

改修によって、新たにメインスタンドが設けられ、観客席として3種類のイスが設置されました。一つ目は、VIP席やシーズンシートとして採用されたVSS-031。背と座にはウレタンを用いたクッションを備え、座った際の硬さがなく長時間でも快適に過ごすことができます。張地は防水性に優れたビニールレザーで、汚れた際もメンテナンスが容易です。二つ目は、ツーピースタイプのBLM-5131です。座面奥行が広く、コンパクトな見た目以上の座り心地を実現しました。肘掛けも装備し、パーソナルスペースをしっかり確保しています。三つ目は、背と座が大きくラウンドし身体にフィットする形状のBLM-8020です。背座にパッドを設けることにより、座り心地も快適です。

イスのカラーはピンクとネイビーに色分けし「桜」が舞っている様子を演出しています。

※2026年4月1日より「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム、略称/ハナサカ)」へ名称変更されています。ここでは記事公開時の呼称をそのまま使用しています。

03画期的な多目的スタジアムを支える屋外対応の移動観覧席

エディオンピースウイング広島

国内初の「まちなかスタジアム」として建設されたエディオンピースウイング広島は、サッカーの試合がない日でも各種イベントや会議に使える多目的スタジアムを目指しています。

スタジアムの多目的利用を叶えるため、東側バックスタンドにコトブキシーティングの屋外用移動観覧席を導入。イスを収納するとフラットな空間を確保できます。移動観覧席は全12ユニットに分かれており、一部だけ展開して残りは別の催しものにしたり、全席収納してオープンスペースにしたりするなど、イベントによって客席数を変更できます。これにより、試合日以外でも一年中いつでもにぎわいの場や交流拠点として多目的活用が可能です。

また、移動観覧席には紫外線による退色が少なく雨にも強いアルミ素材を採用しているので、直射日光や雨・雪にさらされても劣化しにくく、長期間利用できる点も魅力です。スタジアム内には、他にも座り心地とデザインにこだわったさまざまなバラエティー席が導入されています。

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