多目的に活用できる画期的なスタジアム
エディオンピースウイング広島は、プロサッカークラブ・サンフレッチェ広島の本拠地として使用されているサッカースタジアムです。
旧本拠地だった広島広域公園陸上競技場は、陸上競技場と球技場を兼ねているゆえに臨場感に欠けること、広島市中心部からのアクセスが良くないことなどが課題となっていたため、エディオンピースウイング広島では、ピッチと観客席の距離が最短8メートルと迫力満点の試合体験が楽しめるほか、気楽に立ち寄れる国内初の「まちなかスタジアム」として建設されました。
また、サッカー以外の用途にも活用できるスタジアムにするため、コトブキシーティングの屋外用
移動観覧席を導入しています。
全国初の屋外用移動観覧席を設置
東側バックスタンドには、多目的に使えるスタジアムにしたいというニーズに対応するため、簡単に展開・収納できる壁面収納式の屋外用移動観覧席を546席導入しています。
イスを折りたたんで収納できるため、フラットな空間を確保することが可能です。サッカーの試合日以外でも、平土間スペースにイスや机を設置すれば、グループイベントなどに利用でき、サッカーファンだけでなく、県民・市民・観光客など一年中いつでもにぎわいの場や、交流拠点として活用できます。
移動観覧席は屋外に設置されるため、床は紫外線による退色が少なく、かつ雨にも強いアルミ素材を採用。直射日光や雨・雪などにさらされても劣化しにくく、長期間にわたって利用できるところが魅力です。
移動観覧席は12ユニット設置されており、サッカーの試合などでは全て観覧席とし、6ユニットだけ展開する場合は、半分は観覧席にして、もう半分は別の催しものに、全席収納してオープンスペースにするなど、イベントよって客席数を変更して、さまざまな多目的活用をすることができます。
座り心地とデザインにこだわったさまざまなバラエティー席を導入
コトブキシーティングでは、移動観覧席とVIP席それぞれで、座り心地やデザインにこだわったイスを導入しています。
移動観覧席に搭載したイスは、収納性と快適性に優れた「
VISION」です。着席時には大きな背座で身体をしっかりと受け止め、離席時にはコンパクトに収納されるため、ゆったりとした座り心地で広い通路寸法を確保できます。全席にドリンクホルダーも設置されています。
4階のスカイボックスとビジネスラウンジ前のバルコニーには人間工学に基づいて設計された三次元形状の背もたれを取り入れた、ゆったりとしたクッション付きのスタジアムシート
「オルウィ」シリーズが採用されました。観戦時の姿勢をサポートし、背中や腰にかかる負担を軽減します。一般席との差別化をするためにブラックで統一しています。
デラックスシートには、カップホルダー付きの
BLM-5100シリーズが採用されました。背もたれには、着席者の身体を抱き込むような緩やかなカーブがついており、長時間にわたる観戦時でも、ゆったりと体を預けることができます。そのデラックスペアシートの座席の間にはミニテーブルに加え、荷物棚が付けられました。アッパープレミアムシートにも背座パッド付きの同シリーズが設置されています。
記者席には丸みのあるフォルムが特徴的な、背もたれ付きの
BLM-1510が採用されました。机にはPC用のコンセントボックスが完備されています。
ローカウンター・ミドルカウンター・カウンターシート、ほかにもグループやファミリーで楽しめるテーブルシートや折りたたみができるビニールレザーの
コートサイドチェアSC-700シリーズが採用されました。選手用・観客用にもなる安定感のある佇まいで、背座をしっかりと支えるクッションが特徴です。
大きな音や光が苦手な方向けのセンサリールーム前のバルコニーには大きく曲面を描いた背もたれが、しっかりと身体を支える
スタッキングチェアFC-304シリーズが並びます。
パーティテラスには、スマホなどの充電ができるコンセント付きの横机とイスが並び、グループや大人数でイベントを楽しむことができます。
施設概要
エディオンピースウイング広島は、広島の中心地として栄えてきた紙屋町・八丁堀エリアから徒歩数分圏内にある、全国でも珍しいまちなかスタジアムです。
スタジアムへの屋外移動観覧席設置や、大きな音や光が苦手な方向けのセンサリールームを開業時から常設するなど、国内初の試みを複数導入。
試合がない日は各種イベントや会議に使える多目的スタジアムを目指しています。