スポーツ・エンターテインメントを存分に楽しめる、大型多目的アリーナが誕生
2024年4月、千葉県の南船橋エリアにLaLa arena TOKYO-BAY（ららアリーナ 東京ベイ）が竣工しました。音楽コンサートやバスケットボールなどのスポーツイベント、企業展示など、幅広いイベントが開催される大型多目的アリーナです。
アリーナ席と三層のスタンド席から成る最大約1万席の観客席は、すり鉢状のボウルデザインを採用。どの座席からも選手や演者との距離が近く感じられます。
アリーナには昇降可能な約423インチの大型センタービジョンと、3面のリボンビジョンが常設され、迫力ある演出を可能としています。
コトブキシーティングは、1階アリーナの移動観覧席と、2階から4階のスタンド席のイスを納入しました。
来場者とイベント主催者の双方が使いやすい観客席
移動観覧席とスタンド席の共通のイスとして採用されたのはLIMS（AR-1022）です。背・座共に薄くしなやかなデザインながら、人間工学に基づいたフォルムにより、着席者の身体をしっかりと支えます。座には耐久性に優れたメッシュでウレタンを張り包み、クッション性もしっかりと確保。メッシュは通気性にも優れ、長時間の着座による蒸れを防ぎます。全ての座席にドリンクホルダーを完備しているため、飲食も快適です。
1階アリーナ席の全9ブロック、約2,200席の移動観覧席は、簡単なリモコン操作で本体の展開・収納を行うことができます。イスの起立・転倒、手摺等の備品設置・撤収作業のみ手動で行えば、多くの人員や手間を掛けずに、素早く客席の設営・撤収が可能です。
また、多種多様なイベントのレイアウトに、フレキシブルに応えられることも特長のひとつです。展開するブロック、収納するブロックを調整すれば、センターステージスタイル、エンドステージスタイルの両方に対応が可能。全てのブロックを収納した際には、展示会場などで利用できる大きな平土間空間を生み出します。また、今回納入した移動観覧席の一部には、本体の段を全て展開させず、中間の段で止めて使用できる「中間段仕様」を搭載しています。イベントに応じてアリーナフロアの面積や席数の調整を行うことができる、多目的アリーナにマッチした機能です。
移動観覧席は階段状に展開されるため、スタンド席同様に視線をしっかりと確保できることもポイントです。
特別な観戦・鑑賞体験ができるVIPエリア
3階には北側、南側にそれぞれ個性の異なるVIPエリアが設けられています。北側には豪華なVIPラウンジと11部屋のVIPルームが、南側には赤を基調としたデザインが用いられたカジュアルなラウンジとVIP BOXがあります。
ラグジュアリーな北側のVIPルームのバルコニー席として採用されたのは、
オルウィ（VSS-011）です。一人分間口は550㎜と広く、ゆったりと腰掛けてくつろぐことができます。イスの背・座共に厚みのあるウレタンを用い、豊かなクッション性を提供します。高級感のあるブラックの張地には、防水性に優れたビニールレザーを採用。誤ってドリンクやフードがこぼれた際でも、簡単に拭き取ることができ、メンテナンス性に優れています。
南側の8部屋あるVIP BOXは、バスケットボールをモチーフとしたインテリアが印象的です。バルコニー席には一般席と同じくLIMS（AR-1022）が採用され、特別なエリアでの観戦・鑑賞体験を支えています。
施設概要
LaLa arena TOKYO-BAY（ららアリーナ 東京ベイ）は、スポーツ・エンターテインメントの力を活用した街づくりを推進する三井不動産株式会社の想いと、スポーツを通じて豊かなコミュニケーションの実現を目指す株式会社MIXIの想いが合致し、2社の共同事業として構想がスタート。2024年7月に柿落とし公演を行いました。アリーナの運営・管理も2社の共同出資により設立された株式会社TOKYO-BAYアリーナマネジメントが行う、民設民営の施設です。
周辺には複数の商業施設や屋内型スケートリンクなどが並び、そこにスポーツ・エンターテインメントという非日常を提供するアリーナが加わることにより、地域のにぎわいづくりにも貢献します。
メインアリーナに隣接する形でサブアリーナも設置。バスケットボールやバレーボールの練習のほか、イベント当日の物販会場としても利用されます。
外観デザインは、ららぽーとのポート（港）とジェット機をデザインリソースとし、船の航跡とジェット気流をイメージした有孔アルミパネルで躍動感を演出しています。