新たな学部の開設に合わせた新築校舎は、「学生・教員が自由に学びあう場」
摂南大学 寝屋川キャンパスに、新3号館がオープンしました。現代社会学部の新設に合わせて建設されたこの校舎のコンセプトは、「学生・教員が自由に学びあう場」です。明るく開放的な建物全体を学修空間と捉え、大小様々な教室やラーニングコモンズを設けることによって、様々な学習スタイルへの対応を目指しています。
大教室はシンポジウムにも利用できるオーディトリアム様式に
最も大きな教室は、約500人を収容できる311教室です。通常の授業を行うだけでなく、シンポジウムや学会などの利用も想定されています。最前列とフラットに繋がった教壇スペースを多角形状に囲む形で並んでいます。横長レイアウトのため最後列から教壇までが近く、後列にいくにしたがって高くなる階段形式と相まって、講師の表情や電子黒板が見やすく、授業に参加しやすい教室です。
収納式のテーブルやメモ台を備えた座席
他の教室とは異なる講堂らしい雰囲気を創り上げているのが、劇場などでも採用される豊かなクッションを持つ、468席の
TS-427523です。明るく塗装した木の背もたれにブラックテーブル収納ボックスを備えており、木調に黒のコントラストが効いた内装とマッチしています。張地は、空間に調和する落ち着きのあるブラウンです。
背のクッションは、着席者の背中に沿うよう人間工学に基づいて設計されています。座の形状には、着席した際に膝裏に当たる先端部分を細く薄くした「
スペーシア」が採用されました。脚を深く引くことができる立ち座りがスムーズに行えるユニバーサルデザイン仕様でありながら、体圧分散に優れた波形スプリングを内蔵しており、底付き感のない快適な座り心地で授業への集中力を高めます。
背裏に備わった収納式テーブルは、ノートを広げたりパソコンを置いたりするにも十分なサイズでありながら、必要な時のみ引き出して使える利便性の高い仕様です。テーブルを納める収納ボックスもスリムなため、通路スペースも広々。パソコンなどの電子機器の使用を想定し、ボックス下にはコンセントも備えています。
最前列の座席は、スタッキングチェア「Axis アクシス」FC-310シリーズです。ウレタンフォームと樹脂繊維コアを組み合わせた二層構造のクッションが、見た目の薄さから想像される座り心地を上回る快適性を提供。必要な時に引き出せる大きなメモ台は筆記等に役立つことはもちろん、収納時には隣席との仕切りの役目も果たします。
施設概要
2023年春、摂南大学の寝屋川キャンパスの現代社会学部開設に合わせ、新3号館がオープンしました。日差しの入る明るく開放的なつくりの校舎には、アクティブラーニング型の授業を促進する大小様々な教室の他、ラーニングコモンズやシェアスペースなどの学生たちが自由かつ主体的に活動できる設備が揃っています。内装には世界の偉人の名前がデザインされるなど、学生たちが自然と学びに親しめる環境も整えられました。