全日本合唱コンクールでも成績を残す、音楽教育の充実した安田女子中学高等学校
広島市中心部に位置する安田学園は、教育環境の更なる充実を目指し、2016年から白島キャンパスの再開発プロジェクトを始動させました。敷地内にある幼稚園と小学校、中学高等学校、講堂など全ての施設を順に建て替え、2020年2月には安田女子中学高等学校の新校舎が完成。明るく開放的な6階建新校舎で、中学生と高校生が生活・学習空間を共有しています。
同校には、全日本合唱コンクールで優勝や入賞の記録を多数残す合唱部があり、生徒による合唱コンクールは毎年大きな盛り上がりを見せます。新校舎に設置された階段教室と可動式机の教室の2種類の音楽教室は、それぞれグランドピアノが備わっており、音楽の授業から合唱部の活動まで様々な場面で活用されています。
旧校舎でも愛された座跳ね上げ式の講義机イス
先生や指揮者・ピアニストからも一人ひとりの顔が見やすい階段教室には、7列の段床に、座跳ね上げ式の
講義机イス SD-190-99Dが48席並んでいます。座跳ね上げ式は床固定式の講義机イスとして最も長い歴史を持つスタンダードな設計で、建て替え前の校舎の音楽教室でも使われていた、馴染みのある机イスです。座が跳ね上がって収納された際の奥行もコンパクトなため、合唱など席から起立して進行する授業にも適しています。また、生徒の立ち座りを安全に行えるよう、着座起立のストッパーを、起立ユニットに内蔵しました。指を挟む心配がない安心・安全な設計です。
机イスともに素材には木を用い、内装壁にマッチするシンプルながら温かみのある空間を生み出しました。座面いっぱいにワインレッド色のパッドを張り、クッション性のある快適な座り心地を提供します。
施設概要
安田女子中学高等学校は、1915年の創立以来、「柔しく剛く」を学園訓に掲げ女子教育を進めてきた私立学校です。学園最寄りには2015年にJR新白島駅が新設され、交通の利便性が大きく向上しました。その翌年から着手した再開発プロジェクトで白島キャンパスの全ての施設が建て替えられ、安田女子中学高等学校には6階建の新校舎が誕生。中学生と高校生が生活・学習空間を共有し、他クラスの授業風景も見えるように設計されました。学園の歴史を感じさせるレンガを「柔らかく」使った外観も印象的です。2023年秋には中庭やグラウンドなど残された工事が全て完了し、キャンパスが生まれ変わります。