医療のスペシャリストを育成する、愛知学院大学 楠元キャンパス
9学部16学科、短期大学部を擁し、総合大学として発展し続ける愛知学院大学。約12,000人の学生が、拠点となる4キャンパスで勉学に励んでいます。その中でも楠元キャンパスは、薬学部・歯学部が設置された、医療のスペシャリストを養成するためのキャンパスです。次代の医療人を育むため、最新の施設・設備が集結しています。
より充実した教育環境を目指し、2019年4月、歯学・薬学図書館情報センターの大教室がリニューアルしました。
機能性を重視して改修を行った大教室
改修前の大教室に並んでいたのは、床固定タイプの座跳ね上げ式の机イスです。大学教室の机イスとして最もスタンダードなこのタイプは、使い方がイメージしやすい馴染み深いデザインが特徴の一方で、通り抜けがスムーズに行えない点が難点として挙げられます。例えば、一人の学生が端の席に座っている際に、他の学生がその席を通り抜けて中央の席に着きたい場合には、座っている学生が1度立ち上がって通行スペースをつくらなければなりませんでした。
今回導入した机イスは、イスと机の脚部が繋がっていない、独立脚式です。着席者がいる端の席を通り抜けて中央の席に座りたい場合、着席者がイスに座ったまま、体を机側に寄せるだけで、イスの後ろに通行スペースをつくることができます。遅れて席に着く学生のために、着席している学生が立つ必要がなく、両者の無駄な動きとストレスを軽減します。既に他教室にも同じ独立脚タイプの机イスが採用されており好評だったことが、製品選定の決め手となりました。
イスは、座り心地の向上のために、背と座の部分をふたつのパーツに分けたツーピース構造。背もたれは背骨のS字ラインに沿い、座面の奥はせり上がった「ダックテール」と呼ばれる形状です。この形が、安定感ある座り心地を実現しています。背座にパッドを設置しており、クッション性もあります。
机は、2席に1席の間隔で天板にナンバープレートが設置されており、着席する席を割り振ることができます。前方ブロックの1~7列目には、天板下にコンセントボックスも備えており、パソコンを使った授業でも充電切れの心配がありません。
白い天板とダークトーンに塗装したイスの背板の木部が、教室全体を緊張感あるクールな学習空間に演出しています。