九州大学 伊都キャンパス 理学系総合研究棟(ウエスト1号館) マス・フォア・インダストリ研究所
IMIオーディトリアム

2019.03.07
学校講堂・多目的ホール
IMIコンファレンスルーム
IMIコンファレンスルーム

施設説明

アジア初の産業数学の研究所「九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所」

2011年4月に創立した九州大学マス・フォア・インダストリ研究所(IMI)は、文部科学大臣から文部科学省共同利用・共同研究拠点「産業数学の先進的・基礎的共同研究拠点」に認定された、多様な数学研究を基礎におくアジア初の産業数学の研究所です。

2015年、IMIは伊都キャンパスの「ウエスト1号館(理学系総合研究棟)」に拠点を移しました。研究所内に新設されたIMIオーディトリアム・IMIコンファレンスルームは、研究所の集会や講演会などをメインに開催するためにつくられましたが、IMI元所長の若山正人(現副学長・理事)氏の「他の部局や事務部にも幅広く利用してほしい」という想いから、オープン後は研究所の活動以外もさまざまなイベントや集会に使われています。

見やすさを大切にした国際会議場「IMIオーディトリアム」

オープン当初から、講師やスクリーンが見やすいと評判のIMIオーディトリアム。そのポイントは二つあります。

一つ目は、横長の室内で演台を囲むように弧を描いて並んだイスの配置です。端の席に座っても講師や講演者を正面に捉えることができ、集中力を高めます。

二つ目は、各列に設けた段差です。段差により、着席時も前に座った人の頭部で講師やスクリーンが隠れてしまうことを防ぎ、しっかりと視界を確保出来ます。

また、各席から講師が見やすいということは、講師からも着席者の顔がしっかりと見えるということです。聴講者の表情を見て反応や理解度を読み取りながら話すことで、より内容の濃い講演を行うことができるのです。

便利な機能を搭載し、「聴く」を支える座り心地を追求

イスは、一般的な講義室よりもグレードがワンランク高い、劇場イスタイプが導入されました。

座のウレタンフォームの中には体重を均等に分散するためのバネを内蔵し、長時間に及ぶ会議や発表会でも快適な座り心地を実現。また、しっかりとした座の厚みは、視覚的にも安心感をもたらします。背は、緩やかなカーブを描く三次元局面の成形合板に、上半身を包み込むように成形したクッションが付いています。背中全体に程よくフィットし、自然に「聴く」姿勢をサポートします。

隣席との間の分厚い肘掛けの下部には、メモをとったりノートパソコンを広げたりする際に便利な肘メモ台が収納されています。使用する時だけ引き出して使うため、普段は邪魔になりません。足元には電源の差込口も設けているため、電源を使ったパソコン作業も行えます。

同じフロアには、一回りコンパクトな「IMIコンファレンスルーム」も併設しています。縦長の部屋に、イスは直線状に並んでいます。利用用途や好みに合わせて使い分けできるほか、IMIオーディトリアムとの連携で更なる活用の幅を広げています。

使い勝手の良さに加えて現代的なデザインも特徴的なIMIオーディトリアムとIMIコンファレンスルーム。九州大学のアピールポイントとして、オープンキャンパスなどでも役立っています。

居室データ

所在地
819-0395 福岡県福岡市西区744 地図
施主
国立大学法人九州大学
設計
山下設計・西日本技術・ペリクラークペリアーキテクツジャパン設計共同体
オープン
2015年1月
席数
114
※IMIコンファレンスルームは70席
関連リンク
  • 九州大学 webサイト