空間と響き合う「水に映えるイス」
施設の魅力を高める観覧席の活用事例

2026.08.31
事例特集
日差しが照りつけ、厳しい残暑が続くこの季節。涼を求めたお出かけやレジャーがまだまだ恋しい、まさに水のシーズンです。レジャー施設をはじめさまざまな施設で、イスは快適なひとときを提供するだけでなく、空間全体のロケーションを引き立てる要素として重要視されています。水面に美しく映えるデザインや空間を彩るカラーリングが、来場者の特別な体験づくりを足元から支えています。
本特集では、涼やかな景観を引き立て、施設の魅力をさらに引き出す観覧席の活用事例を3つご紹介します。

01海のゆらめきに包まれ、生きものとの一体感を味わうパフォーマンス会場

横浜・八景島シーパラダイス ライブスタジアム

横浜市にある日本最大級の水族館 横浜・八景島シーパラダイスは、2024年7月に、開業以来愛されてきたショーをフルリニューアルしました。これに先立って行われたのが、パフォーマンス会場であるアクアスタジアムの改修です。「ライブスタジアム」へ名称を変更し、水・光・音・映像を駆使した演出で、生きものとの一体感を楽しめる新たなパフォーマンスを繰り広げています。

観客席の改修では、既存の脚部を一部再利用しながら、上台のイスは全て一新しました。海のゆらめきを表現した、3色の青を使ったグラデーションのカラーリングが印象的です。イスの形状は長ベンチタイプから個席タイプのBLM-1500シリーズへと変わり、混み合う時でもパーソナルスペースが確保しやすくなっています。BLMシリーズはブロー成形によって生まれたダブルシェルと呼ばれる中空構造で、柔らかな座り心地が特徴です。耐久性にも優れ、半屋外の会場での野鳥による損傷を防ぐほか、紫外線による褪色にも強く、日の差し込むスタジアムでも色を長く美しく保てます。

02世界トップレベルの泳ぎを目の前で。臨場感あふれる水泳場

東京アクアティクスセンター メインアリーナ

東京2020大会の競技の会場として竣工した、世界最高水準の水泳場です。メインプールと飛び込み台のあるダイビングプールを持つメインアリーナは、東京2020大会を終えた後に約5,000席の施設として生まれ変わりました。今では年間80回以上の大会が開催される一方、大会のない日には一般開放され、地域の人々が気軽に泳ぐことができます。

観客席として採用されたのは、背もたれと座が分離したツーピースタイプのBLM-8000シリーズ。ワンピースタイプよりも背座が大きく設計されているため、着席時には広い面積で身体を支えるほか、3次元曲面のフォルムと、中空構造による適度なクッションが快適な座り心地を提供します。観客席は、観やすさに配慮した設計です。プールとの距離によって異なる勾配と上から覗き込むような客席位置で、どの席からでも良好な視界で競技を楽しめます。

03一人でも家族でも快適に過ごせる多彩な観戦シート

ボートレース大村

2015年3月、ボートレース大村で、新たなメインスタンドがオープンしました。施設のコンセプトは、「コンパクトで効率的な施設」です。観覧席が一新されただけでなく、300席を備えたイベントホール、カラオケ機材やバーカウンターを備えた多目的スペース、子供たちが走り回れるキッズルームなど、多様な楽しみ方ができる空間が集約されエンターテインメント施設として注目を浴びています。

新スタンドには、レディース・カップルシート、ペアシート、グループシート、レースに没頭できるシングルシートなどさまざまなシートが用意されています。さらに、メインスタンドに隣接したロイヤルスタンドも改修がおこなわれ、ボートレース大村の中でも最もゆったりとした黒いレザー張りのシートが導入されました。バラエティ豊かなシートを揃えたボートレース大村は、競艇の聖地として、また新たな歴史を刻み始めています。

※この記事は、過去に掲載した納入事例記事をテーマごとにご紹介しています。

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