横浜・八景島シーパラダイスの人気なパフォーマンスが、最新の演出機能を備えた新スタジアムでリニューアル
横浜市にある日本最大級の水族館 横浜・八景島シーパラダイスは、2024年7月に、開業以来愛されてきた「海の動物たちのショー」を「Animal Life Live!」としてフルリニューアルしました。これに先立って行われたのが、パフォーマンスの会場であるアクアスタジアムの改修です。演出設備や座席の更新を経て、施設名も「ライブスタジアム」に生まれ変わりました。海の生きものたちが躍動する姿をライブ感満載で楽しめると、大きな注目を集めています。
快適性にも耐久性にも優れたBLMシリーズを観客席へ導入
観客席の改修は、リニューアル企画の第1弾として、2024年3月に完了しました。これまでの座席を支えていた連結管や脚部の一部を再利用しながら、上台のイスは全て一新。海のゆらめきを表現した、3色の青を使ったグラデーションのカラーリングが印象的です。
座席数はこれまでと同等の約1,500席ですが、イスの形状は長ベンチタイプから個席タイプへと変わりました。コトブキシーティングのラインナップの中でもロングセラーの
BLM-1500シリーズです。1席1席が独立しているため、長ベンチタイプに比べ隣の席との境界がはっきりしており、混み合う時でもパーソナルスペースが確保しやすくなっています。
BLMシリーズのイスは、空気を吹き込み膨らませて成形するブロー成形によって生まれたダブルシェルと呼ばれる中空構造による、肌当たりの柔らかな座り心地が特徴です。丸みを帯びたフォルムは、着席者の背中から臀部にかけてぴったりとフィット。改修前の観客席にはFRP製(ガラス繊維強化プラスチック製)のヒーター機能を備えたイスが並んでいましたが、BLMシリーズはイス自体が温度変化に強く、冬場でも座席が冷え切ることはありません。
柔軟性と快適性を備えている一方で、BLMシリーズは耐久性にも優れています。半屋外の会場では時折スズメやハトなどの野鳥が飛来しますが、鋭いくちばしのついばみによる損傷も防ぎます。紫外線による褪色にも強く、日の差し込むスタジアムでも色を長く美しく保てます。座面には水抜き穴があるため、雨で濡れたりパフォーマンスの水しぶきが飛んだりしても、水が溜まることがなく安心です。
施設概要
横浜・八景島シーパラダイスは、「アクアミュージアム」「ドルフィン ファンタジー」「ふれあいラグーン」「うみファーム」の4種の水族館のほか、アトラクションやレストラン、ショップ、ホテルなどが揃った複合型海洋レジャー施設です。2023年には開業30周年を迎えました。アクアミュージアム4階に位置するパフォーマンス会場「アクアスタジアム」は、2024年7月に、大規模なリニューアルと共に「ライブスタジアム」へ名称を変更しました。水・光・音・映像を駆使した演出で、生きものとの一体感を楽しめる新たなパフォーマンスを繰り広げています。