グループワークから会議まで。授業への集中と柔軟なレイアウト変更を支えるテーブルとは?

2026.01.09
事例特集
知識のインプットだけでなく、学生自身が主体的に参加し、議論や協働を通じて深く理解する「能動的な学習(アクティブラーニング)」は、現在の教育スタイルに欠かせない要素となっています。授業は「グループワーク」や「ディスカッション」などの形式で進むことから、教室のテーブルやイスは授業形式に応じてレイアウトを簡単に変更できる可動式のタイプが適しています。しかし、移動する度にテーブルがぐらついたり、配置に手間取ったりすると、学生の集中力が途切れ、学習の質は低下してしまいます。
アクティブラーニングを行う教室の家具には、柔軟なレイアウト変更を可能にする「動かしやすさ」と、集中力を途切れさせない「高い安定性」が求められているのです。
本コラムでは、コトブキシーティングの可動式テーブルを用いて柔軟で能動的な学びや議論の場を創出した三つの事例をご紹介いたします。

01新しい学校の、自由自在な学びを支える安定性と安全性

京都市立開建高等学校

2023年4月に開校した京都市立開建高等学校は、文部科学省の「新時代に対応した高校改革推進事業」に採択された学校です。対話・協働を重視する「ルミノベーション科」を設置し、その核となる学びの場が、普通教室の4倍の広さを持つラーニングポッド(L-pod)です。
可動式のテーブルとイスで構成され、学びの目的に合わせてレイアウトを柔軟に変更可能。空間を最大4分割できる全面ホワイトボードの可動式パーテーションを併用し、生徒の意見交換や協働学習を促します。
L-podに導入されたのは、「機動性・安全性・デザイン性」を兼ね備えた特注のフォールディングテーブルSD-611FF2。採用の決め手となったのは、卓上に教材などを置いたままワンタッチで動かせる「フルフラッター機構」です。天板下のレバーを握った時だけキャスターが出現するこの機構は、筆記時のぐらつきを防ぎ安定感を確保する一方、露出したキャスターに足を引っ掛けてつまずくなどのトラブルも予防します。簡単なレバー操作で安定性と安全性を両立できる点が、大きな評価ポイントとなりました。
また、規格品よりも天板の間口・奥行をそれぞれ50mm拡張し、パソコンやタブレットの利用に考慮しました。使用しないときは、天板を立ててスタッキングすればコンパクトになり、壁際に寄せることで広いスペースを確保できます。このテーブルは、パソコンルームや自習室など他の多くの教室でも採用され、校内全体で自由自在かつ活発な学びの場を醸成しています。

02家具の「動かしやすさ」を職員と学生が評価。天板はノートパソコンも使いやすい特注サイズ

学校法人玉手山学園 学園2号館

2022年に創立80周年を迎えた学校法人玉手山学園。関西福祉科学大学・関西女子短期大学の共用施設である学園2号館は、2020年5月に竣工しました。建設に際しては、学園の職員のみならず、学生からもアンケートをとるなど、学内全体の意見が反映された施設です。
6階建ての建物の2階と3階には、カフェが併設したラーニングコモンズが設けられています。個人学修やグループワーク、ミーティングなど、多様な学修スタイルに対応できるよう、リラックスできる居心地の良い空間に、機能的な家具が設置されました。
4階から6階には、目的に応じて容易にレイアウト変更ができ、様々な講義スタイルに対応可能な講義室が設けられています。ラーニングコモンズと各講義室で使用するテーブルとして選ばれたのが、フォールディングテーブル SD-611FF2です。学園職員と学生が実際に見て、動かして選定しました。天板下のレバーを握ることにより、脚ベースからキャスターが出現し、天板をかえすことなくテーブル上に教材を置いたまま移動ができる「動かしやすさ」が評価されました。ノートパソコンや多くの資料を快適に置けるよう、天板は規格サイズよりも間口を100mm、奥行を150mm拡張しています。

03動かしやすさと抜群の安定感、そして学園の会議室にふさわしい品格あるデザイン

純真学園大学 純真学園本館

医師である福田昌子氏によって創設された純真学園(前身:学校法人純真女子学園)は、私学としては日本で最初の高等学校衛生看護科を設置した、医療系の人材育成に特化した専科大学です。
純真学園大学のキャンパス中央に建つのが、学園のメイン校舎「純真学園本館」。エントランスを抜け2階にあがると、学園の方針を話し合う会議室が現れます。2019年10月、使いやすさの向上と時代に即した機能を兼ね備えた、会議室のアップグレードリニューアルを実施しました。
家具に求められたのは、自由にレイアウト変更ができる動かしやすさ、一人一台パソコンが使える機能、そして品格あるデザインです。学園と何度も話し合いを重ねて納入したのは、フルフラッター機構を備えた特注の1人掛け会議デスクです。動かしやすさを確保しつつ、脚は落ち着いた木質パネルで覆い、品格ある空間に馴染むデザインに仕上げました。幕板や天板にはナラ材を配し、上質でシャープな印象を創出。幕板パネルの裏側にはネームプレートを挟める金物を装備し、机上にはパソコン使用時に便利な配線孔を設けています。内容や人数に応じでフレキシブルにレイアウト変更できる、新しい会議室。学園の未来をつくる大切な会議が滞りなく開催できるよう、期待されています。

学習に専念できる環境を提供する、コトブキシーティングのフォールディングテーブル
「FT-600Dシリーズ」「SD-610FF2シリーズ」「SD-510シリーズ」

ぐらつかない、抜群の安定性の秘密

テーブルを使用する時はキャスターが脚の中に収納され、脚先が確実に接地することで、簡単にはぐらつかない安定感あるセッティングを実現しました。キャスターが露出しないため、不用意につまずいたりすることがなく、事故の防止にも役立ちます。
また、抜群の安定感によって耐震性能にも優れています。過去の地震を再現した地震シミュレーターによる実証実験では、震度7相当の揺れにおいて大きな移動や転倒は発生せず、安全性を確認しています。

※本実験は過去に観測された地震波データをもとに揺れを再現した一定条件での比較結果であり、実際に発生するすべての地震で移動や転倒しないことを保証するものではありません。

ものを置いたまま、スムーズなレイアウト変更

レバー操作で簡単に動かせる「フルフラッター機構」を搭載しています。
天板下のレバーを握るだけでキャスターが出現し、テーブル上に物を置いたままでもスムーズに移動できるので、授業形式に合わせた柔軟なレイアウト変更を可能にします。移動時以外はキャスターが脚先に隠れるため、一見すると固定式のようにスッキリとしたデザインを実現しました。 キャスターに直接手を触れる必要がないため、衛生面も安心です。
FT-600Dシリーズ」と「SD-610FF2シリーズ」は天板を立てることができ、テーブル同士を重ねることで、小スペースでコンパクトに収納できます。

フルフラッター機構が搭載されたフォールディングテーブル SD-610FF2シリーズは、「天板を跳ね上げずに移動と設置ができるテーブル」として、2025年3月、「第50回(令和6年度)発明大賞」において「発明功労賞」を受賞しました。

※発明大賞とは、公益財団法人日本発明振興協会が日刊工業新聞社との共催による「独創性に富む発明によって優秀な技術・製品を生み出した中堅・中小企業の方々及び個人への表彰」で、その功績を広く一般に紹介し、発明の推進を図っています。そのなかでも発明功労賞は、優れた発明考案により、わが国の産業発展と国民生活の向上に業績をあげた企業、及び個人またはグループに対して贈られる賞です。

【インタビュー】社員インタビュー “Always with a Pioneer Spirit” vol.1 アクティブラーニングデスク SD-610FF シリーズ(フルフラッター機構)

講義机イス 可動式机イス

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