「する」+「観る」へ観戦環境が整えば、スポーツはもっと盛り上がる

2025.05.16
事例特集
学校のスポーツにおいて、観戦や観覧といった「観る」環境の整備はあまり重視されてきませんでした。
これからは観戦環境を整え、より多くの人にスポーツを楽しむ機会を提供することが大切です。
学生への応援をきっかけに交流も広がり、学校がよりひらかれた場所となります。
今回は、さまざまな用途に使えるフレキシブルな移動観覧席の導入により、学生スポーツをさらに盛り上げる観戦環境を実現した教育施設をご紹介します。

01移動観覧席を設け、地域の人々に観戦の機会を提供

筑波大学 筑波キャンパス 中央体育館

筑波大学主催のホームゲームは、地域の人々に大学スポーツの醍醐味を味わう機会を提供することで地域への貢献を目指しています。
筑波大学 中央体育館で開かれたハンドボール部、バスケットボール部の大学対抗試合には、学生、教職員や地域の人たち800人以上が訪れ、迫力あふれる試合を楽しみました。

体育館に導入された移動観覧席「Bleacher(ブリーチャー)」は、普段は壁側に収納されていますが、試合の際はコート側にシートを展開します。
従来、数百脚のイスの設営には手間と人数がかかりましたが、ブリーチャーによって時間を大幅に短縮できました。

ブリーチャーは、地域の人々や子供たちを招待した各種イベントにも役立ちます。席が階段状なので、子供も視線を邪魔されないと親子連れにも好評。ベンチタイプの観覧席は混雑具合に合わせてフレキシブルに座れます。

02屋外での観戦に便利な、全天候型の軽量移動観覧席

亜細亜大学 日の出キャンパス

観覧席がない学校のグラウンドでは、屋外スポーツの観戦は立ち見が基本になります。また選手用のベンチも小さなものが大半です。

亜細亜大学 日の出キャンパスは、サッカー場やテニスコートに移動観覧席「Active Stand(アクティブスタンド)」を採用しました。
アクティブスタンドは、軽量のアルミニウムを主材とすることで動かしやすさを実現。芝生や平らな場所では大人2人で、砂利道などでも大人4人程度で手軽に移動できます。

通常は選手用のベンチとして利用し、試合の際は別の場所の観覧席を移動して席数を増やすことが可能です。耐候性に優れ屋外に置いても劣化しにくく、シェードを取り付ければ熱中症予防にも効果的です。

03必要なときに設営できる観覧席で、子どもたちの試合観戦をもっと身近で快適に

かすみがうら市立下稲吉中学校 体育館

下稲吉中学校の体育館は、ハンドボールの試合をする上でも、行事の際にも手狭であったため、大きな体育館が要望されていました。そこで災害時の避難所としても機能できる、待望の新体育館が2024年1月に完成しました。

新しい体育館は、体育の授業や部活の練習の場としての機能だけでなく、試合を観戦できる設備が整っています。このようなフレキシブルな空間活用のために導入されたのが、客席を自由に展開・設置できる移動観覧席「Bleacher(ブリーチャー)」です。
ブリーチャーは席が階段状になっているため、前の人を気にせず観覧を楽しむことができます。座席はベンチ形状になっており、横に荷物を置いたり、小さい子どもと一緒に座ったりするのに適しているほか、練習試合などでは控え選手のベンチとしても活躍します。

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