都市型キャンパスのオープン、大教室には既存キャンパスでも実績のあった安定の机イスを
2023年9月、東京国際大学の池袋キャンパスが新設されました。地上22階建ての高層棟「インターナショナルタワー」には、収容人数ごとにサイズの異なる教室や、パソコン対応の移動式教室、アクティブラーニング教室など、学習スタイルや目的に応じた多種多様な教室が並びます。
大人数が一斉に講義を受けられる場所として用意されたのは、100席前後の中規模教室と、200席程度の大規模教室です。選ばれた机イスは、既存キャンパスでも実績があった、床固定式の
SD-190シリーズでした。
着席時も離席時も快適で安全な固定式講義机イス
SD-190シリーズは、講義用の机イスの中でもクラシックな座跳ね上げ式です。イスの背もたれと後列の机が一体になっており、可動式の机とイスの組合せに比べて、効率的に座席数を確保することが可能です。ゆったりとした広い座面は、長時間の講義でも快適な座り心地を提供します。一方で、座が跳ね上がって収納された際の奥行はコンパクトなため、330ミリメートルの十分な通り抜け通路寸法を生み出せます。学生が立ち座り時に座の上げ下げで指を挟むことがないよう、着座起立のストッパーを起立ユニットに内蔵するなど、安心・安全な設計も目指しました。
背座の素材は、汚れもさっとふき取りやすい合成樹脂。カラーは全席ブラックで、清潔感のあるすっきりとした佇まいです。机の天板はナチュラルな木目調で統一し、奥行を規格品よりも50ミリメートル長い400ミリメートルに設定しました。ノートパソコンなどを持ち込んでもゆとりがある、学習に集中しやすい環境です。
教卓FT-291は、固定席と幕板の仕様を揃えました。カラーは、スタイリッシュなシャドーグレーです。
可動式の机イスで車イス利用者にも対応
固定席の前には、車イス席として、フォールディングテーブル
SD-610FFシリーズの3人掛けを採用しました。車イスでの利用がない時は、通常の席としても使えるよう、スタッキングチェア
FC-890も合わせて配置しています。固定席とデザインを揃えたため、異なる形の机イスですが、教室全体に統一感が生まれています。
テーブルは、天板下の移動レバーを握るだけの軽い操作で、卓上にノートや荷物を置いたままスムーズに動かすことができるフルフラッター機構を備えています。並んで備わった収納レバーを握れば、天板を倒すことができ、教室の隅などにコンパクトに片付けることも可能です。天板の奥行を固定席に近づけ、見た目を揃えました。
スタッキングチェアは背もたれに手掛け穴があり、着席時にイスを引きやすい仕様です。背当たりと背座角度が広いため、深く腰掛けて快適に授業に臨むことができます。
施設概要
2023年9月、サンシャインシティ隣接地に、東京国際大学池袋キャンパスが開設されました。キャンパスは22階建てのインターナショナルタワー(高層棟)と4階建てのガーデンウィング(低層棟)から成り、両棟は2階のアトリウムで繋がっています。高層棟には教室や研究室のほか、図書館や国際ビジネスインキュベーションセンターを整備。低層棟には、約600名を収容するTIUホール、トレーニングジム、フィットネススタジオ、屋上にランニングコースもあります。既存の川越キャンパス・坂戸キャンパスともアクセスが良く、3拠点の連携を図りながら、広く国際社会から評価される教育機関としての更なる飛躍が期待されています。