都市型キャンパスのオープン、多様な教室のため机イスを入念に検討
2023年9月より、東京国際大学の都市型キャンパスとして、池袋キャンパスが始動しています。キャンパスの開設に至るまで、池袋キャンパス建設準備室チームは、約4,000人の学生を収容する都市型のキャンパス内にどのような教室を整備するべきか、検討を重ねてきました。
地上22階建ての高層棟には、大人数が一斉に学べる大教室、ゼミや少人数グループに最適な小教室、パソコン対応の移動式教室やアクティブラーニング教室など、学習スタイルや目的に応じた多種多様な教室が並びます。机イスの選定にあたっては、既存キャンパスで実績のあったコトブキシーティングが構えるショールームで、近年の大学事例やトレンドを入念に確認。選ばれた机イスは、どの教室でも木目調の天板の机とブラックを基調にしたイスに統一され、モダンで洗練されたコーディネートに仕上がっています。
少人数制のアクティブラーニング教室には、機動力の高い机イスを
グループでのワークやディスカッションなど、アクティブラーニング型の授業に対応する教室は、2階と3階に複数あり、少人数の授業を前提にしています。30~40席程度ある2階のアクティブラーニング教室は、三方が窓に囲まれており、2階のアトリウムやGlobal Commonsにも隣接されているため、教室の中と外が互いに刺激し合って学びの意欲を深められるようなオープンな雰囲気が特徴です。3階の301・302教室は、パーテーションで仕切ることで各々20~30席程度の教室になり、パーテーションを畳むことで1室最大90人を収容する広い空間にできます。
机イスとして選ばれたのは、フォールディングテーブルの
SD-610FFシリーズと、パレシリーズのキャスターチェア
FC-390の組合せでした。
テーブルの天板下には、卓上に教材などを置いたまま動かせる移動レバーと、天板をフラップする収納レバーが備わっており、ワンタッチの軽い操作でスムーズに机を動かすことが可能です。通常はキャスターが脚ベースに収納されており、レバーを握ったときだけ出現するため、授業時は安定感も抜群。学生の足がキャスターに引っ掛かってつまずくなどの、教室内で起こりがちな事故の予防にも効果的なつくりです。
スタッキングチェアは、背もたれの三次元カーブが座り心地を高める、シンプルな見た目ながらも快適な仕様です。背座の素材は、汚れをさっとふき取りやすく、柔らかな肌当たりの合成樹脂。キャスター付のため、任意の位置へ軽やかに動きます。
すっきりとした見た目の移動式机、コンセントも完備でレイアウト変更も可能
20~60席程度の小~中規模の各教室に並ぶのは、移動式机SD-260シリーズとスタッキングチェア
FC-890です。床に向かって垂直に真っ直ぐ伸びるテーブルの脚が、席全体をすっきりとした佇まいに演出。幕板の下部にはリズム感のあるアキがあり、デザインのアクセントになっています。1人掛けの教室が大半ですが、パソコン対応教室のみ、2人または3人掛です。Bring Your Own Device(BYOD)を意識し、移動式の席には珍しいコンセントも天板下に備わっています。床にある電源タップにケーブルを差し込んで接続するため、机を移動させてレイアウトを変えても、電子機器の使用が可能です。スタッキングチェアのFC-890はコンパクトな寸法で軽量、背もたれに手掛け穴もあるため、持ち運びがスムーズ。背当たりと背座角度が広いため、座り心地はゆったりと深く快適です。
施設概要
2023年9月、サンシャインシティ隣接地に、東京国際大学池袋キャンパスが開設されました。キャンパスは22階建てのインターナショナルタワー(高層棟)と4階建てのガーデンウィング(低層棟)から成り、両棟は2階のアトリウムで繋がっています。高層棟には教室や研究室のほか、図書館や国際ビジネスインキュベーションセンターを整備。低層棟には、約600名を収容するTIUホール、トレーニングジム、フィットネススタジオ、屋上にランニングコースもあります。既存の川越キャンパス・坂戸キャンパスともアクセスが良く、3拠点の連携を図りながら、広く国際社会から評価される教育機関としての更なる飛躍が期待されています。