東京都立立川緑高等学校
視聴覚ホール

2025.04.22
学校講堂・多目的ホール

施設説明

三部制を導入したチャレンジスクールならではのレイアウトを採用

東京都立立川緑高等学校は、2025年4月に開校したチャレンジスクールです。
チャレンジスクールとは、午前部・午後部・夜間部の三部制、総合学科、単位制の定時制高校で、自分のライフスタイルや学習ペースに合わせて三部の各時間帯を選んで入学できるところが特徴です。
全校生徒が一度に校内で授業を受けるわけではないため、校舎もチャレンジスクールならではの特色を考慮したレイアウトを採用しています。なかでも視聴覚ホールはさまざまな用途に活用できるよう、収納性やアレンジ性に優れたコトブキシーティングの移動観覧席を導入しています。

移動観覧席の設置で多目的活用を実現

視聴覚ホールは、授業のみならず説明会や学園祭、ダンスなどのイベントにも対応可能な多目的な空間として設計されています。そのため、コトブキシーティングのマニュアルタイプ移動観覧席を導入し、用途に応じた柔軟なスペース確保が可能となっています。
座席は階段状になっており、シンプルな手動操作で素早く収納・展開できます。収納時はイスの背座を持ち上げ、専用ハンドルでロックを解除後、座席を倒して本体をスライドさせることで、安全に操作できます。また、収納後は本体を後部の壁面に固定することができ、広々としたスペースを確保できます。

メモ台付きイスで授業や説明会に最適

移動観覧席に搭載されたイスのCS01は、背と座の両方にウレタンクッションを使用しており、ほどよいクッション性と通気性を兼ね備えているところが特徴です。長時間座っていても疲れたり、蒸れたりしにくく快適な座り心地のため、授業に集中することができます。
高いクッション性を備えながら、厚みは140mmほどと薄いため、折りたたまれたときのフォルムは非常にスリムです。そのぶん通路を広く確保できるため、スムーズな通り抜けをすることができます。また、授業や説明会でメモを取りやすいようオプションでメモ台を設置し、利便性を高めています。これにより、生徒たちは快適で効率的な学びの空間を享受し、安心して学ぶことができます。

施設概要

東京都立立川緑高等学校は、主に不登校経験のある生徒や中途退学した生徒を受け入れる定時制高校です。これまで自分の能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒が、目標を見つけて前向きに成長できるようサポートするチャレンジスクールとして注目されています。
地域や関係機関と連携しながら、柔軟で多様な教育活動を展開することを目指しており、校舎も多目的に活用できるよう設計されています。生徒一人ひとりが自分のペースで学びながら、安心して新たな一歩を踏み出せる場所となっています。

居室データ

所在地
190-0022 東京都立川市錦町6-3-1 地図
施主
東京都
設計
株式会社石本建築事務所
オープン
2025年4月
席数
120
関連リンク
東京都立立川緑高等学校 WEBサイト