RaiBoC Hall(市民会館おおみや)
小ホール

2024.10.25
多目的ホール(可動席)

施設説明

大宮門街への移転に際し、多目的利用できる客席へ進化した小ホール

2021年10月にオープンした大宮門街は、レストランやショップなどの商業施設、銀行、オフィス、市民会館が並ぶ大規模複合施設です。埼玉県屈指のターミナル駅である大宮駅の東口からすぐとアクセスが良く、市民の交流拠点として賑わいを見せています。
新たな文化芸術の創造や発信として期待される市民会館には、旧会館と同じく大小のホールがあります。これまでの小ホールには大ホールと同じ床固定タイプのイスが並んでいましたが、大宮門街に移転するにあたりホールの用途差別化を狙って、可動タイプのイスが採用されました。

移動観覧席とスタッキングチェアを組み合わせて、快適でフレキシブルな客席に

小ホールの総席数340席のうち、252席は電動式の移動観覧席、残り88席はスタッキングチェアです。両方のイスを並べるだけでなく、片方だけを利用する客席づくりも可能なため、催しに合わせて席数を調整したりレイアウトを柔軟に創り上げたりできます。
移動観覧席は客席後方の壁面に設置されており、リモートスイッチを押すと展開操作が始まり、段床が展開します。イスも自動で起立するため、老若男女問わず簡単に短時間で階段状の客席を設営でき、稼働率の高いホールで真価を発揮します。背と肘当てに木を配したタイプ5ATRのイスを搭載することで、可動席ながらもホールらしい客席の印象を演出。スリムな見た目ですが、背座のクッションの中に詰まったウレタンが心地良い座り心地を提供します。ナンバープレートは見やすさを重視し、背板の正面に取り付けました。
スタッキングチェアは、「Axis(アクシス)」FC-310シリーズです。移動観覧席の座席と同色の華やかなレッドで背座を張り包み、異なる意匠でも統一感のある客席づくりに貢献。席と席を仕切るアームレストを備えており、細いながらもパーソナルスペースを確立します。二層構造のボリュームある座面クッションにより、長時間の鑑賞でも快適です。美しく配列するための床固定金具もあり、通行時や非常事態の避難時でもイスの位置が乱れることを防ぎます。
平置きで6脚の積み重ねが可能で、収納時には12脚を積載できる専用台車を利用します。

施設概要

RaiBoC Hallは、半世紀以上に渡って地域に愛された旧市民会館に代わり、2022年4月にオープンを果たしました。大宮駅東口に新築された大規模複合施設「大宮門街」の4~8階部分に位置し、大小二つのホールの他、会議室、展示室、スタジオ、和室を備えており、コンサートや演劇、各種イベント会場などに広く利用されています。

居室データ

所在地
330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-118大宮門街4-8F 地図
施主
さいたま市
設計
株式会社山下設計
オープン
2022年4月
席数
340
(移動観覧席252席を含む)
関連リンク
RaiBoC Hall(市民会館おおみや) WEBサイト