千代田国際中学校・武蔵野大学附属千代田高等学院
視聴覚室

2024.09.09
学校教室
before
before

施設説明

日々の学びを共有する視聴覚室がリニューアル

千代田国際中学校・武蔵野大学附属千代田高等学院は、1888年の開学以来136年の歴史をもつ学校です。
2024年3月、校舎の1階に位置する視聴覚室が、老朽化を背景にリニューアルを果たしました。
120名を収容可能な視聴覚室は、映像を使用する授業のほか、プレゼンテーションや学年集会など、クラスの垣根を超えて生徒が発信する場所です。また、外部の方に向けた説明会の場としても利用されています。
生徒が日々の学びを共有できる場所として、常に楽しい気持ちで参加できるような空間にしたいという、校長先生の熱い想いを受けてリニューアルが行われました。

学びを優しく支える柔らかい机イス

コトブキシーティングは、学校ならではのオリジナリティをもたせることができるカスタムデザインの机イスを提案しました。講義用の固定式机イスSD-777シリーズをベースに、学校のこだわりが詰まったオリジナルデザインです。使い勝手の良い機能性はもちろん、親しみを感じられる形・デザインを追求しました。

丸みを帯びた柔らかなフォルムが特徴の机イスは、通常の製品より角のR(丸み)を大きく設定しています。角がないため、当たっても怪我をしにくく、服を引っ掛けてしまうといったトラブルも防止します。
ベースとなったSD-777シリーズは、イスと机の脚をそれぞれに設けた独立脚タイプ。後ろや隣の席からの振動が抑えられ、集中して授業に臨むことができます。
他の生徒が着席している時でも、着席者が無理のない前傾姿勢になることで、後ろを通り抜けることが可能です。この仕様が、生徒のストレスを軽減し、スムーズな授業運びにつながると、学校からも好評です。

使用用途が多岐にわたる視聴覚室では、筆記のほかノートPCや資料を使用する際にも十分な広さの机が必要になります。使用シーンにあわせて、様々な選択肢が取れるよう、リニューアル前よりも天板の奥行を広く設定し、機能性を向上しました。
机の脚は、通常の固定机よりも中央に寄せ、各イスの間に設置しました。これにより、机の端に空間ができるため、スムーズな出入りを実現します。
イスは、背もたれと座がそれぞれ身体に沿うように成形されているため、着席者の背中とお尻にフィットし、快適な座り心地が続きます。

シアターのような特別感溢れる空間へ

白で統一されていた従来の製品からデザインを大胆に一新したイスが、リニューアルを強く印象付けています。
張地の色には、赤がメインカラーとして採用されました。今後の利用シーンを想定した、シアターの雰囲気を表現する色です。なかでも特に目を引くのは、張地に施したキルティング加工。糸の色と張地の色を分けることで立体感を生み出し、豊かな表情をつくり上げています。
また、全体の雰囲気を引き締めるアクセントとして、黒の張地をランダムに張り分けました。
ブラウンと黒を基調とした机と相まって、より重厚感のある落ち着いた空間を演出しています。
さらに、すべてのイスの背と座を張り包みにし、グレード感もアップ。ウレタンフォーム入りでクッション性が高く、着席者の身体を優しく包み込みます。長時間の着席でも快適な座り心地です。

今後はプロジェクターやスクリーンを整備し、シアターとしての利用も想定している千代田国際中学校・武蔵野大学附属千代田高等学院の視聴覚室。生徒たちがこの場で学びを共有することにワクワクできるような雰囲気がありながら、外部の方を招いての説明会を行う際にも相応しい、特別感溢れる空間が生まれました。

施設概要

都心ながらも閑静な文教地区にある、千代田国際中学校・武蔵野大学附属千代田高等学院。
千代田区初となる国際バカロレア認定校であり、世界標準・国内最先端の教育を行う学び舎として注目されている学校です。選抜探究コースと附属進学コースに分かれており、2年次からはさらに多様な系統で学びを深めることができます。
「心の教育」を軸とし、自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現を希求する、真のオーナーシップとグローバル性をもった生徒の育成を行っています。 
現在、施設の老朽化や学びのスタイルの変化に伴い、視聴覚室をはじめとする施設の整備が進められています。機能面だけでなく、生徒の価値観も大切にした生徒視点の環境づくりを目指しています。

インタビュー


生徒のワクワク感を高める環境づくりで、
“楽しい”を軸にした主体的な学びを生み出す

居室データ

所在地
102-0081 東京都千代田区四番町11 地図
施主
学校法人武蔵野大学
リニューアル
2024年3月
席数
120
関連リンク
千代田国際中学校・武蔵野大学附属千代田高等学院 WEBサイト