渋谷教育学園渋谷中学高等学校
視聴覚室

2024.04.09
教室
Before
Before

施設説明

学習スタイルの変化に伴い、視聴覚室をリニューアル

2021年4月、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の視聴覚室が一新されました。
21世紀の国際社会で活躍できる人間を育成するため、自らの手で調べ、自らの頭で考える「自調自考」の力を伸ばすことを根幹に、国際人としての資質を養う、高い倫理感を育てる、という教育目標を掲げている渋谷教育学園。その視聴覚室では、渋谷教育学園ならではのさまざまな形態の授業が行われています。
学習スタイルや教材、授業で使用するツールの変化などを背景に、机イスをはじめとした室内のリニューアルが実施されました。

使い勝手をふまえ、グレードアップした机イス

リニューアル前の視聴覚室で使われていたのは、机とイスの両方が床に固定され、イスは一つの支柱から左右に枝分かれし、その先端に上台が付いたタイプでした。離席時はイスが机に向かってお辞儀をするように傾き、後ろの机との間に広い通路が出現します。イスは左右前後の席と離れているため、振動が伝わりにくいのが特徴です。
新たに導入したのは、コトブキシーティングの固定机イスSD-777シリーズです。今まで使用していた机イスの良い点を残しながら、より使いやすくグレードアップしています。
イスは、従来製品よりもひとまわり大きくなりました。身体にフィットする三次元形状にすることで、長時間の着座をサポートします。背もたれと座はパーツが分かれ、座の奥は背もたれにつながるよう迫り上がった形状をしています。そうすることで着座時の腰部のフィット感を高め、安心感をつくりだします。素材は、FRPから成形合板と樹脂になりました。座面の樹脂は柔らかな座り心地をつくりだし、背もたれの成形合板は学びやらしい柔らかな印象を演出しています。
机は、パソコンやタブレットをはじめ、授業で使うツールや教材の変化で、少しでも広い天板面を確保する必要がありました。室内の席数やレイアウトを検討した結果、奥行きを30mm広げました。天板下には新たに電源コンセントの差し込み口を設け、充電容量を気にしたり長いケーブルを使ったりすることなく、電子機器を使えるようになりました。

授業以外でもさまざまな活動の場として利用されている、渋谷中学高等学校の視聴覚室。什器の更新によって利用の幅が広がり、生徒たちの更なる学びの場として活用されることが期待されます。

施設概要

学校法人渋谷教育学園は、渋谷中学高等学校と幕張中学校・高等学校の二つの中高一貫校を有した、国内でも有数の進学校です。21世紀の国際社会で活躍できる人間を育成するため、自らの手で調べ、自らの頭で考える「自調自考」の力を伸ばすことを根幹に、国際人としての資質を養う、高い倫理感を育てる、という教育目標を掲げています。
渋谷中学高等学校のキャンパスは、渋谷駅から徒歩7分という好立地。地下1階地上9階建ての校舎は、地域との調和と快適な環境をコンセプトとして設計されており、竣工時の都市工学の先端技術が駆使されています。2021年4月に一新した視聴覚室の机イスは、2020年度の卒業記念品として保護者会から寄贈されました。

インタビュー


既存体育館に大型電動間仕切を導入し、
安全で使いやすい空間を整備

居室データ

所在地
150-0002 東京都渋谷区渋谷1-21-18 地図
施主
学校法人渋谷教育学園
リニューアルオープン
2021年4月
Apr, 2021
席数
93
関連リンク
渋谷教育学園 渋谷中学高等学校 WEBサイト