吹田市文化会館 メイシアター
小ホール

2023.07.13
劇場・コンサートホール
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施設説明

子どもから大人まで楽しめる “にぎわいの場” がリニューアルオープン

約1年4か月の大規模改修工事を経て、2020年9月にリニューアルオープンした吹田市文化会館 メイシアター。主に、コンサートやオペラを上演する大ホール、演劇や古典芸能を上演する中ホール、人形劇などが行われる小ホールからなります。個性ある三つのホールで、規模に応じた多彩なイベントが催される施設です。

ホールの愛称である「メイシアター」には、未来への希望が託されています。市の花「サツキ」から連想される「五月」に着想を得て、英語の「MAY」と可能性を表わす助動詞の「May」に由来します。

既存パーツを活かし、誰もが利用しやすい客席を実現

木の幹が連なっているような木調の壁が特徴の小ホールは、人形劇や落語、発表会などの催しが行われるホールです。子どもの利用が多いということもあり、天井を低く設定し、子どものスケールにあった空間になっています。
客席は、円弧の舞台を囲むようなR配置になっています。どの席からでも見やすく、ステージを近くに感じることができます。
今回のリニューアルでは、既存の座の形状であったベンチタイプはそのままに、背もたれの改修と張地の張替えを行いました。
背は、従来の丸いロール式から、長方形へ変更しました。背を支える面積が増えたことで、背の小さな子どもだけでなく、より幅広い年代の方が利用しやすい形へと生まれ変わりました。
背と座のクッションには、型崩れしにくく反発力のあるモールドウレタンを内蔵しています。体圧分散に優れており、長時間の着座でも快適な座り心地が続きます。
張地は、既存のビニールレザーから、布地へグレードアップしました。鮮やかなマラカイトグリーンの座席が木調の壁と相まって、まるで森の中にいるかのような空間を演出しています。

また、大中小ホールともに、客席後方には親子室が完備されています。一般席と仕切られているため、小さな子どもを連れての鑑賞も、気兼ねなく安心して楽しむことができます。

施設概要

阪急吹田駅前にある吹田市文化会館 メイシアターは、大中小のホールやレセプションホール、展示室などを備えた施設です。コンサートやオペラ、演劇、古典芸能などの公演や、各種パーティー、絵画の展示などに利用できます。
耐震性の向上をめざして、2019年から大規模改修工事が行われ、バリアフリーに対応した新たなホールへ生まれ変わりました。小ホールのホワイエには多目的トイレを新設し、誰もが利用しやすく居心地の良い空間になっています。
市民文化の創造拠点として、にぎわいの場、参画の場を創出し、市民とともに歩むホールをめざしています。

居室データ

所在地
564-0041 大阪府吹田市泉町2-29-1 地図
施主
吹田市
設計
株式会社東畑建築事務所
リニューアル
2020年9月
席数
156
関連リンク
吹田市文化会館 メイシアター WEBサイト