東洋大学 赤羽台キャンパス
教室

2021.12.13
学校教室

施設説明

東洋大学の赤羽台キャンパスに、新たな学びの場が誕生

2021年1月、東洋大学の赤羽台キャンパスに、地下1階・地上9階建ての新校舎「WELLB HUB-2」が竣工しました。校舎内に足を踏み入れると、まず目に入るのは、1階エントランスホールから5階まで続くエスカレーター部分の吹き抜け空間です。明るく開放感のある空間が、学生を迎え入れます。
廊下の壁や、各フロアの案内マップ、サインなど、建物の随所には木材が使用されており、温もりのある空間を演出しています。
2階から5階の教室には、コトブキシーティングの机イスが並びます。教室のタイプは、可動式のみの部屋と、可動式と固定式を組み合わせた部屋の2パターンがあり、授業内容によって使い分けられています。

デザイン性と使い勝手の良さを両立する可動式机イス

可動式机イスは、THE HERRINGBONEシリーズのスタッキングチェアFC-873とフォールディングテーブルFT-600Dシリーズの組み合わせです。
グループワークなど、授業中のレイアウト変更に柔軟に対応できるよう、移動しやすいこれらの製品が選ばれました。

FC-873は、背もたれに「ヘリンボーン柄」を取り入れて、ファブリックのようなやわらかさを演出しています。教育施設の家具には珍しい、装飾性のあるデザインが目を引きます。
このヘリンボーンの透かし模様により、背もたれの通気性を確保し、視覚的にも開放感の得られる透光性を実現しました。教室という緊張感のある場でも、学生が自由にのびのびと学べる雰囲気を作り出しています。
また、座面の奥行を広く設定しているため、コンパクトながら深く腰を掛けることができます。授業中の書く姿勢・聞く姿勢のどちらも快適に保ち、学生の集中力を高めます。
4.1㎏と軽量で持ち運びしやすく、スタッキングして収納が可能な点も、使い勝手が良いとの評価をいただきました。

FT-600Dシリーズは、レイアウト変更のしやすさを追求したフォールディングテーブルです。手元のレバーを握るだけで簡単に移動できるため、テーブルの上に物を置いたままスムーズにレイアウト変更が可能です。
移動時以外は、キャスターが脚の中に格納され、安定感のあるすっきりとしたセッティングを実現します。

独立脚タイプの固定式机イスで、快適な座り心地と通り抜けを実現

固定式机イスには、独立脚式講義机イスSD-777シリーズが採用されました。
1席ごとに独立したイスの脚部構造により、隣席からの振動を気にせずに集中して授業に臨むことができます。
着席者が軽く前傾姿勢になることで、席の後ろをスムーズに通り抜けることが可能です。遅れてきた学生がいた場合も、席への出入りを楽に行うことができます。
イスは、背と座を二つのパーツに分けたツーピース構造です。背骨のS字ラインに沿った背もたれと、座面の奥がせり上がった「ダックテール」と呼ばれる形状が、安定感のある座り心地を実現しています。
背もたれには、校舎にふんだんに使用された木材とマッチする、天然木が選ばれました。スクールカラーの「鉄紺(てつこん)」に合わせて選ばれたネイビーの張地との組み合わせが、温かく落ち着いた雰囲気を生み出しています。

新校舎が完成し、新たな風が吹いた東洋大学の赤羽台キャンパス。使い勝手の良い机イスを揃えた、温もり溢れる教室で、学生の豊かな学びをサポートします。

施設概要

東洋大学の赤羽台キャンパスは、ライフデザイン学部等の移転に合わせ、教育・研究環境が大きく拡充されました。
新校舎「WELLB HUB-2」のテーマは「つなぐ」。「WELLB」の由来である「well-being(ウェルビーイング)」は、心身ともに健康で健やかな状態にあることを指し、その実現に向けた教育・研究の拠点という意味が込められています。
2階から1階にかけて立体的に3方向へと広がる屋外の大階段「トポテラス」は、多方面への動きを可能にした構造です。導線としてだけでなく、学生同士の交流の場としても利用されています。
2022年4月には、学生約300人を受け入れ可能な国際学生寮「AI-House HUB-4」、2023年4月には体育館・図書館「HELSPO HUB-3」が完成予定です。

居室データ

所在地
115-8650 東京都北区赤羽台1-7-11 地図
施主
学校法人東洋大学
設計
東洋大学赤羽台キャンパス新校舎設計監理共同企業体  隈研吾建築都市設計事務所・日本設計・戸田建設一級建築士事務所
竣工
2021年1月
席数
3,358
※全35室の合計
関連リンク
東洋大学 Webサイト