坐禅の座り姿勢に着目した劇場・ホールイス
「Duck Tail Seat® ダックテールシート®」で身体にやさしい鑑賞体験を

2024.12.12
製品特集
舞台やコンサートなどの鑑賞時、長時間をイスに座って過ごす際に悩ましいのが、腰への負担。鑑賞中に何度か座り直したり、鑑賞後に腰の痛みを感じたりといった経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、立っている状態でかかる腰への負荷を1とすると、座っている時はその約1.4倍の負荷が腰にかかると言われています。

では、どのようにすれば長時間の着座による腰への負担を軽減できるのでしょうか。
これを解決するためにコトブキシーティングが開発したイスが、坐禅の座り姿勢に着目した、劇場・ホールイス「Duck Tail Seat® ダックテールシート®」TSA-14シリーズです。
背中から座面にかけての連続性を追求したダックテールシートが、今までにない新たな座り心地を実現します。



ダックテールシートに息づく「坐禅」の作法

アヒル(ダック)の尾(テール)を連想させる、座面後方を持ち上げた形状のシートは、坐禅の際に使用する骨盤を起こす道具「坐蒲(ざふ)」から着想を得ました。
これを具現化するため、クッションの形状や張りの検証、座の強度・耐久試験(ヨーロッパ基準 EN12727 採用)を実施し開発したのが、座の機能性を高めたダックテールシートです。
特徴的なシート後部の凸部が、背と座のクッションの連続性を生み出し、一体感を高めるとともに、腰部をしっかりサポートして快適な座り心地を提供します。

バランスよく荷重を分散し、広範囲をサポート

施設や客席全体のアップグレード化が進むなか、客席の座席にも、座り心地など快適面での機能向上が求められます。

ダックテールシートは、着席者の腰の下部をしっかりとサポートするだけでなく、背座と身体との密着面積を増やして体圧を分散させ、長時間の着座による疲労を軽減します。
着座時、座には身体の7割程度の体圧がかかります。そのため、へたりを考慮した比重の高いウレタンを採用し、機能性をアップさせました。


圧力分布測定器により体圧分布を測定し、特徴的な座の形状の荷重分散を確認したところ、坐骨中心にバランスよく荷重が分散されるだけでなく、臀部後方から腰にかけて、さらに広範囲をサポートしていることが判りました。

特別で上質なディテールのデザイン

美しい細部の仕上げ

全体的にストレートラインを生かしたシンプルな形状ながら、細部に凝った仕上げを施した美しいデザインです。
まっすぐで平らな背の合板は、すっきりとした見た目で、ホール後方から入場の際にも上品な印象を与えます。
ステッチや、背と座のマチを生かした玉縁仕様が高級感を演出します。
※背のキルティングがないタイプもご用意があります。

上質な木製の肘とパネル

木製の肘当ては、手触りが良い滑らかな形状。
シンプルで落ち着いたデザインに、木質が美しく映えます。
斜めに立つ脚と脚元まで伸ばしたパネルにより、上質感を演出します。

やさしく身体をサポートする内パネル

着席者の身体に直接触れる内パネルには、張地を使用。
寒い時期の肌触りにも配慮し、やさしく身体をサポートします。

納入事例

メニコン シアターAoi



着席時に足を座の下に深く引き込めるよう先端部を薄くした「スペーシア」も取り入れ、足の可動域を広くすることで鑑賞時の体勢の自由度を高めました。肘掛などに手を突くことなく足を引いたまま立ち上がることができるため、体重移動が少ない楽な動作が可能です。たっぷりとウレタンの詰まった三次元形状の背もたれと相まって、快適な座り心地をつくり出しています。
座席を印象づけるのが、クッションを包み込む、シアターらしい華やかな赤い張地です。木部と同じ色の玉縁をアクセントとして施した珍しい装いは、特別で上質な印象を与えます。

#ダックテールシート #Duck Tail Seat #坐禅 #スペーシア #メニコン シアターAoi

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