白川町役場
議場・大会議室

2026.10.06
議場

施設説明

町産材でつくり上げた、白川町の新たなシンボルとなる庁舎

緑豊かな岐阜県の白川町に、新たな庁舎が誕生しました。旧庁舎は、修繕を重ねながら長年に渡って利用されてきましたが、耐久性や安全性の観点から、新庁舎の整備がスタート。2026年1月、防災拠点の機能や町民の交流と憩いのスペースなどを有する新施設として、開庁を果たしました。
地上2階建の庁舎のファサードは、町の豊かな自然と調和するように緩やかな曲線を描き、横長にゆったりと構えたつくりです。銘木として知られる町産の東濃桧を使用し、木の温かみにあふれる白川町ならではの庁舎を創り上げました。さまざまな手続きがワンフロアで完結できるよう、1階に窓口のすべてを集約。2階には町長室をはじめとした執務室と、議場が並びます。

多目的利用を想定した議場に、可動式の机を導入

議場は、建物の中央の吹き抜けに面して配置されています。周囲のラウンジから議場内の様子を伺えるよう窓も備えた、「開かれた議場」です。レイアウトは、議長席と対面して議員席と傍聴席が並ぶ、オーソドックスな形式です。段差がないフラットな床のため、議会がないときには、机やイスをすべて隣の収納庫に片づけ、広々とした平土間の空間へ早変わり。町民向けの講演会のほか、委員会や研修会、災害時の対策本部等に利用が可能です。
コトブキシーティングは、白川町庁舎議場のために、議場机をオーダーメイドで製作。突板に東濃桧を用い、内装とのつながりをもたせながらデザインしました。
議長席は、ひな壇の上に議長イスと議長机が載った仕様です。議長イスは、ウレタンクッションの詰まった背と座を張り包んだ、キャスタータイプが採用されました。このイスをひな壇から下ろして、壇から机を取り外すと、移動・収納が可能になります。議長机は、天板の下に昇降ハンドルを差し込み回すことで、隠れていたキャスターを出現させ、スムーズに動かすことができます。ひな壇には手掛け穴があるため、持ち運びも簡単です。議場の床と同じあたたかみのある橙色のカーペットを、ひな壇上に配しました。
発言台と事務局長席の机も、議長机と同様、昇降ハンドルを回してキャスター移動を可能にします。
議員席用の机は、コトブキシーティングが学校向けの教育家具として開発したアクティブラーニングデスクがもつ「フルフラッター機構」を備えています。見た目は脚がしっかりと床に接地したフォールディングテーブルですが、天板の下には二つのレバーが備わっています。リフトアップレバーを握ると、脚先からキャスターが現れ、天板を水平状態にしたまま移動が可能に。収納レバーを握ると、天板が跳ね上がり、コンパクトな収納が可能になります。議会を行う際には、机の左右に側板を取り付けるため、レバーや脚の機能的な部分が隠れることで、議場の品格ある装いを保ちます。

施設概要

岐阜県加茂郡白川町の新庁舎は、旧庁舎の老朽化や防災拠点としての機能強化、利便性の向上などを目的に整備され、2026年1月に開庁しました。 町土の約87%を森林が占め、東濃桧の産地として知られる地域性を生かし、2階の木造架構には白川町産材を100%使用。約100mにわたる流線形の建物が、白川や周囲の山並みに寄り添うように広がります。庁舎内には、窓口機能のほか、木架構が印象的な吹き抜け空間や、開かれた議場や誰もが利用できるカフェなどを整備。行政手続きのためだけではなく、人々が気軽に立ち寄り、交流できる地域の新たな拠点として計画されました。

居室データ

所在地
509-1192 岐阜県加茂郡白川町河岐1705-2 地図
施主
白川町
オープン
2026年1月
席数
27
関連リンク
白川町 WEBサイト

一覧へ