みなよし交流センター

2025.12.08
公共複合施設

施設説明

本格的なスポーツ競技から文化活動まで、市内で待望の2拠点目となる地域住民の交流場所

愛知県みよし市は、第2次みよし市総合計画後期基本計画(2024年策定)に基づき、まちづくりを進めています。今回、市民の自主的な活動による地域活性化を推進するため、「みなよし交流センター」を2025年10月にオープンしました。
施設は、スポーツエリア、文化エリア、交流エリア、フリーエリア、屋外イベントエリアで構成し、可動式の建具や大型の庇を設けることで、屋内外を一体的に利用することが可能な開放感ある空間としました。また、高効率の省エネ機器や高断熱化、創エネ設備を積極的に導入することで、利用者にも環境にも優しい施設としたことが特徴です。
コトブキシーティングは、バスケットボールコート2面分の広さをもつ多目的ホールに、大型電動間仕切「SIKIRUTO(シキルト)」のFold-Upタイプを納入しました。

短時間で設営できる大型の電動間仕切が、日々の活動でも非常時でも活躍

シキルトは、リモートスイッチの電動操作一つで展開・収納できる、体育館やホールなどの空間分割を可能にする間仕切りです。通常は天井面に収納されており、ボタンを押すと、蛇腹状に収納されたシートがホールの中央部に静かに下りてきます。ボタン操作から展開・収納が完了するまでの時間は、それぞれおよそ1分半。少ない人手でも短時間で簡単に作業できる点が、導入のポイントとなりました。
素材は、床に近い下部分が透け感のないソリッド、上部分が透け感のあるメッシュです。成人男性の平均身長より高い位置で切り替えられているため、シキルトを下ろすと反対側のコートの様子は見えません。異なる競技で各コートを使うときも、もう一方の視線を気にすることなく活動に集中でき、誤って反対側へボールが飛び出してしまうなどのトラブルもありません。日常的なスポーツ活動のときはもちろん、非常時に避難所や防災拠点として活用される際に、シキルトを使って男女の居場所を分けるなどの使い方も可能です。
ソリッドは明るいブルー、メッシュは薄いグレーで、重さを感じない爽やかな仕上がりです。存在感のある大きなシートですが、天井に近い上部がメッシュ素材であることにより、圧迫感を抱くことなくホール全体の奥行を感じることもできます。

施設概要

2025年10月に開館したみなよし交流センターは、行政区の枠を超えた地域住民の交流の拠点として、愛知県みよし市が整備しました。バスケットコート2面分の広さをもつ多目的ホールやトレーニングルーム、調理室、会議室・講座室、屋外イベントエリアなど、地域住民の意見を伺いながら設計・整備を行ってきました。また、内装や家具には、友好都市である長野県木曽町産の木材や、愛知県豊田市産の木材などの地域産材が取り入れられました。本格的なスポーツを行える大空間を備えた公共施設(集会施設)では全国初となる「NearlyZEB」の認証を取得し、災害時には防災拠点としての機能も有しています。

居室データ

所在地
470-0214 愛知県みよし市明知町下細口1-8 地図
施主
みよし市
設計
株式会社丹羽英二建築事務所
オープン
2025年10月
台数
1
関連リンク
みよし市 WEBサイト