これからの教育を見据えた、キャンパスハブとなる新校舎
2025年4月、明治大学の生田キャンパスの中心に、教室・ラーニングコモンズ・図書館が一体化した新校舎「CENTER FOREST」がオープンしました。建物全体が学修拠点として整備されており、学生たちが集い、学び、創造し、発信する共創の場を体現しています。
1階から3階には図書館とラーニングコモンズが、4階から6階には教室が並びます。グループワークやディスカッション、その他さまざまな目的に合わせてレイアウトを自由に変更できる可動式の机イスの教室は、全部で6室。330席と159席の2種類です。アクティブラーニングをはじめとした多様な学びに、柔軟に対応することができます。
キャンパスコーディネートも図る、可動式の机イス
教室に並ぶのは、
フォールディングテーブル FT-600Dシリーズと、スタッキングチェアは、
「THE HERRINGBONE STACKING CHAIR」FC-873です。机の天板はナチュラルな木目に、脚部はブラック。イスの背もたれを肌当たりの柔らかな合成樹脂で成形し、ヘリンボーン柄のデザインを施しました。床固定席机イスの教室もこのデザインに揃えることによって、校舎内の教室全体が、統一感のある整然とした雰囲気に仕上がっています。
テーブルは、机上に物を置いたままでも、レバーを握るだけで簡単に移動できるリフトアップ機構を備えており、講義中のレイアウト変更をスムーズに行えます。移動する時以外はキャスターが脚ベースに隠れているため、固定式と同等の安定感のある、スッキリとした姿が特徴です。露出したキャスターに躓くなどの、トラブルも生じません。脚ベースの高さが低いため、離着席の足さばきも快適です。教室内に余剰スペースをつくりたいときには、天板を立てて水平スタッキングすると、コンパクトに片付けることもできます。スタッキングチェアは、背と座の開角寸法が広く、深くゆったりとした掛け心地が特徴です。身体にフィットするよう計算された立体的な3次元カーブの背と座が、座り疲れも軽減。座のクッションは、通気性のあるメッシュの張地で包まれているため、長時間の講義でも蒸れづらく快適に過ごせます。張地の色は、ブルー、ネイビー、グレーの3色が教室ごとに選ばれており、空間に彩りを添えています。背もたれに手掛け穴があるため、着席時にイスを引きやすく、持ち運びも簡単です。
施設概要
明治大学生田キャンパスの新校舎「CENTER FOREST」は、2025年4月にオープンした、複合教育棟です。教室・図書館・ラーニングコモンズの三つの機能が中央の吹き抜け空間「センターコモンズ」を通じて結びついており、学生たちの偶発的な出会いや自主的な学びを促進します。また、「多様性×森」をコンセプトに、コンクリート柱や壁に「杉板型枠コンクリート打放」仕上げを採用することで、建設前にあったヒマラヤスギの風景を継承しました。