追手門学院大学 茨木総持寺キャンパス Academic Base
BNC101, BNC102, BNC202, BSC408

2025.07.25
学校教室

施設説明

2025年に「第二の開学」を迎えた、追手門学院大学の新校舎

追手門学院大学は、大学初の理系学部となる理工学部の開設と合わせて、2025年4月、茨木総持寺キャンパスに新校舎「Academic Base」を開設。大半の学部と大学院、本部・事務機能を、この茨木総持寺キャンパスに集約しました。
2019年4月に開設したシンボリックな校舎「Academic Ark」は平面が正三角形のデザインで印象的でしたが、「Academic Base」は大地に根差した全長約250m地上6階建ての重厚さが特徴です。
「Academic Base」の教室は600人教室・300人教室・200人教室・多目的室・小教室で構成されています。「Academic Ark」の教室にはアクティブラーニングを推進する可動式の机イスが導入されていますが、「Academic Base」の600人教室・300人教室・200人教室では主に固定式の机イスが導入されました。
選ばれたのは、スイングアップ式の講義机イス、SD-331シリーズです。

ワンアクションで座れる固定式机イスを導入

SD-331シリーズは、イスの座に手を掛けることなく離着席が可能な、コトブキシーティングが独自に開発した、スイングアップ機構搭載の固定式の机イスです。着席する際は、座面に臀部を押し当てるようにして座を動かし、離席する際は、立ち上がるだけで自然と身体の動きに追従させて元の位置に収まります。教材や荷物で手がふさがっているときでもワンアクション座ることができるため、多くの学生が1度に集まる大教室でも離着席がスムーズで、移動時の混雑を最小限に抑えます。
600人教室であるBNC101は新校舎で最も席数が多く、授業だけでなくイベントなど多目的に活用されています。大学のロゴに使用されているカラーをイメージしたメッシュのパッドを背と座の双方に備えることによって、他の教室とは違う特別な印象に仕上げました。張地は通気性の良い丈夫なメッシュ素材のため、長時間座っても蒸れづらい爽やかな座り心地です。イスの大きなゆとりある背座は、木製に。天板も、重厚感のある新校舎に調和するよう、特注で深みのある木調に統一しています。

可動式の机とイス、ステージを使って、教壇スペースの自由度を高める

600人教室・300人教室・200人教室では、講義内容に合わせて教壇と前方のスペースをフラットにもできるよう、スタッキングチェアと可動式のフォールディングテーブルSD-613FF2を最前列から列の数列に、そして教壇には可動式ステージFS-050を採用しました。
BNC101教室では、木調の固定式の机イスに習って、イスには木の温もりを感じる「木づかいシリーズ」のFC-5040Dが選ばれ、テーブルの天板にも固定席と揃えた木調のデザインを施しました。他教室では、背座の素材にスタイリッシュな印象をもたらす合成樹脂を素材に選び、シンプルでクールな学びの空間を演出しています。
可動式ステージFS-050は、油圧ロック付ガススプリングにより、簡単にステージを展開・収可能。展開状態でも操作ペダルを踏んで任意の位置へキャスター移動が可能です。

施設概要

追手門学院大学は、人文・社会科学系学部を中心に8学部3研究科を擁する文系大学でしたが、2025年4月、初の理工系学部となる理工学部を開設し、文理を備えた総合大学となりました。同時に、分野を超えた交流が巻き起こり学生一人ひとりが社会へ飛躍する「知の拠点」として新校舎「Academic Base」が、誕生しました。校舎内では教室や研究室が同じフロアに千鳥状に配置されています。雁行しながら繋がる共用部「イノベーションLAB」では、いつでも・どこでも協働できるイノベーション空間として、専門分野を超えた「学びあい、教えあい」が広がり、新たなアイデアが生まれています。

居室データ

所在地
567-0013 大阪府茨木市太田東芝町1-1 地図
施主
学校法人追手門学院
設計
株式会社類設計室、株式会社奥村組建築設計部(実施設計)
オープン
2025年4月
席数
4,716
関連リンク
追手門学院大学 WEBサイト