学びと交流を深める、阪南大学の新しいシンボル
2024年4月に阪南大学に誕生した4号館は、充実した学修環境を備えた、学生たちの創造性を育む新たな学び舎です。
地上5階建ての4号館は、大・中・小の全48教室からなり、総座席数は約4,100席と学内最大規模です。校舎の中心には明るさと開放感を生む吹き抜けが設けられており、心地良い風と緑を感じられる空間は、学生の憩いの場となっています。
教室のほか、校舎内に多く設けられたコモンスペースは、休み時間やクラブ・サークル活動時にも利用できます。デザイン性と機能性の高い家具が空間を彩り、授業以外の時間でも自然と学生同士のコミュニケーションが生まれる交流スペースです。
コミュニケーションを活性化するアクティブラーニング教室
中教室・小教室は、グループでの話し合いやグループワークがしやすい空間として設計されました。主にゼミ活動で使用することを想定した小教室は、壁自体がホワイトボードになっています。
机イスは、学生の学修環境を向上させるべく、複数社によるプレゼンテーションを行い選定されました。座り心地や操作性の良さなど、学生目線の使用感が重視され、最終的に学生の投票結果が採用の大きなポイントとなりました。
実践的な学びを可能にするために選ばれたのは、多彩な学修スタイルにすばやく対応できるコトブキシーティングの可動式の机イス、
アクティブラーニングデスク SD-610FF2シリーズと
スタッキングチェア「コンパレ」シリーズ FC-883です。
SD-610FF2シリーズは、キャスター付きの可動机です。天板下のレバーを握ると、机の脚先からキャスターが出現するリフトアップ機構を備えています。机上に教材などを置いたまま簡単に移動でき、授業の流れを止めることなくスムーズな授業展開をサポートします。
デスクに合わせて選ばれたのは、コンパクトでスマートなスタッキングチェア「コンパレ」シリーズ FC-883です。FC-883は、引きやすく持ち運びがしやすいよう背もたれには手掛け穴を設け、4.1kgと軽量化も実現。レイアウト変更が多いアクティブラーニングに適しています。
イスの樹脂と張地の色は、フロアごとのテーマカラーに合わせたタイルカーペットが映えるよう、ブラックに統一しました。
スムーズに動かせる可動式の机イスが、場面に合わせたフレキシブルな教室空間をつくり、学生たちのコミュニケーションの活性化を促します。
施設概要
2025年に開学60周年を迎える阪南大学は、4学部5学科と大学院研究科の学生が学ぶ総合大学です。
急速に変化する社会で求められる能力と、未来へと進む高校生が必要とする学びに応えるため、2024年4月に新学部・新校舎が誕生しました。全学部・全学年がワンキャンパスに集結し、4号館をはじめとする本キャンパスが教育・学術機能の一大拠点となります。
4号館は、自然エネルギーを活用し、SDGsを意識したデザインが採用されました。そのほか、開放感あふれる屋外緑化テラスや、女子学生の意見を取り入れたおしゃれなパウダーコーナーなどが設けられています。
学部の垣根を超えた学生同士の活発な交流が生まれ、学生の多角的な視野が広がることが期待されています。