阪南大学 4号館
大教室

2024.10.10
学校教室

施設説明

学生たちの創造性を育む、阪南大学の新拠点

2024年4月、阪南大学に学内最大規模となる新校舎 4号館が誕生しました。
4学部5学科の異なる価値観とさまざまな個性を持つ学生がワンキャンパスに集い、学びと交流を深める大学の新しいシンボルです。学生の学びの効率をより一層高める充実の環境を備え、実践的学修を叶えます。
校舎内には、休憩のほか、グループワークやクラブ・サークル活動などに利用できるコモンスペースが多く設けられています。カラフルでデザイン性が高く、グループワークがしやすいよう機能性も併せもった家具を取り揃えました。
室内のコモンスペース以外に、屋外テラスも設置されており、学生たちの憩いと交流の場として、日々コミュニケーションが生まれています。

学生目線を大切にした教室づくり

4号館には、大教室2室、中教室14室、小教室32室を備えており、総座席数は約4,100席です。
フロアごとのテーマカラーに合わせたタイルカーペットが映えるよう、全教室でイスの樹脂と張地の色をブラックに統一しました。
今回、教室の机イスの選定で最も重要視されたのは、学生の学修環境を向上させることです。
複数社によるプレゼンテーションを行い、最終的に学生の投票結果が選定の大きなポイントとなりました。
イスの座り心地や、可動机の操作性など、学生自らが本当に良いと思った机イスを採用することで、学生目線の教室づくりを実現しています。
その結果、4号館の全教室にコトブキシーティングの机イスが選ばれました。

効率的な学修を促すBYODに対応した大教室

多くの学生が集う大教室は、後方の席に座っても、前のスクリーンやホワイトボードが見やすいよう傾斜のある作りになっています。
机イスに選ばれたのは、固定式の講義机イス SD-331シリーズです。
出入りや立ち座りのしやすさ、ゆとりある着席スペースが評価され、採用されました。
SD-331シリーズは、離着席の動作に合わせて、人の臀部~腿裏に追従するように動く座のスイングアップ機構を搭載しています。座る際にイスの座を手で動かす必要がなく、臀部を座面に合わせてスライドすることでスムーズに座ることができます。
この機構により、一般的な跳ね上げ式の座よりも、座る学生の腿の周囲にゆとりが生まれます。
加えて座は中立起立機構を備えており、起立した座をさらに背もたれ側に押し込むことができます。そのため机とイスの間を通り抜ける際、通路幅が広く確保でき、中央の席も出入りがしやすくなりました。
座面はパッド付でクッション性があり、快適な座り心地を提供します。パッドに用いた高耐久性立体メッシュは、通気性に優れており、長時間の着座でも蒸れる心配がありません。
また、全席の机の天板裏にコンセントを設置しました。学生が個人で所有しているデバイスを授業で活用することで、効率的な学修を促すBYOD(Bring Your Own Device)に対応します。

施設概要

2025年に開学60周年を迎える阪南大学は、4学部5学科と大学院研究科の学生が学ぶ総合大学です。
急速に変化する社会で求められる能力と、未来へと進む高校生が必要とする学びに応えるため、2024年4月に新学部・新校舎が誕生しました。全学部・全学年がワンキャンパスに集結し、4号館をはじめとする本キャンパスが教育・学術機能の一大拠点となります。
4号館は、自然エネルギーを活用し、SDGsを意識したデザインが採用されました。そのほか、開放感あふれる屋外緑化テラスや、女子学生の意見を取り入れたおしゃれなパウダーコーナーなどが設けられています。
学部の垣根を超えた学生同士の活発な交流が生まれ、学生の多角的な視野が広がることが期待されています。

居室データ

所在地
580-8502 大阪府松原市天美東5-4-33 地図
施主
学校法人阪南大学
設計
株式会社日建設計
竣工
2024年3月
席数
792
※大教室のみの席数
関連リンク
阪南大学 WEBサイト