新時代のエンターテインメントアリーナ「SAGAアリーナ」が誕生
佐賀県民の夢や感動を生み出すスポーツの一大拠点「SAGAサンライズパーク」。2023年5月、パークの顔となる新時代のエンターテインメントアリーナ「SAGAアリーナ」がオープンしました。
国内で初めて標準装備された三つの大型ビジョンによる迫力ある映像や光の演出、どこからでも見やすい最大勾配35度のすり鉢状の観客席など、エンターテインメントを最大限に楽しめる環境が整っています。
1階から4階までの観客席は約8,400席。コトブキシーティングは1階に移動観覧席、2・3・4階にバリエーション豊かな固定席とVIP席を納入しました。
フレキシブルな空間利用と、スムーズなイベント運営を可能にする移動観覧席
スポーツやコンサート、国際会議や展示会まで、多彩なイベントが開催されるメインアリーナには、ひとつの空間をフレキシブルに使えること、スムーズなイベント設営ができることが求められました。
そこで採用されたのが、アリーナ1階のフロアに設置された、全2,128席の移動観覧席です。
使用しない時は壁面に収納され、必要な時にリモコンのボタンひとつで本体の展開・収納ができる移動観覧席。手動によるイスの起立・転倒作業もシンプルで、最小限の時間と人手でイベントの設営・撤収が可能です。収納すると広いフロア面が現れるため、搬出入用の大型トラックが入るスペースづくりにも一役買っています。
移動観覧席には、本体の展開動作を中間の段で制御して使用できる「中間段仕様」を搭載。シーンによってフロアの面積、観客席の席数を調整することができます。
移動観覧席と、2階から4階に設置されている固定席のイスとして選ばれたのは、新感覚のアリーナシート
Luxです。
上張り、高密度ウレタン、波型スプリングからなる三層構造のクッションが着座による疲労感を軽減。高い背もたれと大きめの座面が身体をしっかり支えます。飲食を快適に行えるよう、全席にドリンクホルダーを完備しました。張地はシックなブラックで統一し、イベントを引き立てています。
国内最多のバリエーションを誇る観客席
観客がそれぞれのスタイルで楽しめるよう整備された、九つにも及ぶバリエーション豊かな席種もSAGAアリーナの大きな魅力です。
カップル席は2席で1セット。クッション性の高いレザー張りのイスは、間に仕切りがないため広く使え、カップルでくつろぎながらイベントを楽しめます。
2～5人で利用できるファミリー・グループ席は、家族や友人とひとつの大きなテーブルを囲み飲食をしながら観戦ができます。テーブルは掛け人数に適した形に加工。イスは回転式のため、コミュニケーションや観戦も快適です。
席と席の間にドリンクホルダー付きのサイドテーブルを設け利便性を高めたアメニティ席、ベビーカーも入れるボックス席には、Luxが採用されました。
そのほかマス席、カウンター席などがあります。
個性溢れる上質なプレミアムスイートルームとイス
3階のプレミアムフロアには、4 室のプレミアムスイートルームが設けられました。各部屋はそれぞれ異なる内装デザイン、家具で佐賀ならではの個性を持たせ、上質なプライベート空間を創り上げています。
コトブキシーティングがプレミアムスイートルームのバルコニー席として納入したイスは2種類。
一つ目は、ブラックレザーの特注品クッションシートです。体全体を包み込むボリュームのある背と座が、優雅な座り心地を提供します。一人分間口は550mmと広く、ゆったりくつろげるVIP席に相応しいシートです。
二つ目は、モータースポーツ関連用品で知られるsparco社製のスポーツシートR100J SKYです。座の両サイドに付いたレバーによってリクライニングも可能。座り心地とデザイン性で特別感を演出しています。
施設概要
SAGAアリーナは2023年5月にオープンした、九州最大級の多目的アリーナです。
バレーボールの久光スプリングス、バスケットボールの佐賀バルーナーズをはじめとしたプロスポーツの試合や人気アーティストのコンサート、国際的な会議や展示会まで、多彩なイベントを開催します。
1階から4階までの約8,400席の観客席は、国内最多のバリエーションを誇り、観客がそれぞれのスタイルで楽しむことができます。360度観覧可能な車イス席の設置、ゆったりとした通路幅、多目的トイレの充実など、バリアフリー設計にも重点が置かれました。
2023年10月21日に行われたV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN・久光スプリングスの開幕戦では、7,372人を動員し、V.LEAGUE WOMENの最多入場者数を記録しました。