玉手山学園の「学び」と「交流」の場、学園2号館が完成
学校法人玉手山学園は、関西福祉科学大学、関西女子短期大学、関西福祉科学大学高等学校、関西女子短期大学附属幼稚園を運営しています。大阪府柏原市にある広いキャンパスには、各学校・園の校舎・園舎が混ざり合うように建ち並んでいます。
2020年5月、学園の正門を抜けたすぐ正面に、主に関西福祉科学大学・関西女子短期大学が利用する「学園2号館」が竣工しました。外壁と屋根にアースカラーを使用した温かく優しさの感じられるデザインの校舎は、学園の新たなシンボルとなる施設です。
6階建ての館は、1階の大学事務局、2階と3階のラーニングコモンズ、4階から6階の講義室で構成。講義はもちろん、講義の合間や放課後にも学修、交流できる空間が整っているため、一日を通して多くの学生で賑わっています。
多目的利用をかなえる、プレゼンテーションルームの机イス
施設のメインとなる、木を基調としたナチュラルな空間のラーニングコモンズは、「知の共有」のコラボレーションエリア、「知の伝達」のプレゼンテーションエリア、「知の発見」のパーソナルスタディエリアの三つに分かれています。それぞれの学修スタイルに適した機能的な家具が配置され、リラックスできる居心地の良い空間は、キャンパス内の学生の活動拠点となっています。
コトブキシーティングは、2階プレゼンテーションエリアの各部屋に、机イスを納入しました。机イスともに、他社を含む多くの製品から、学園職員と学生が実際に見て、動かして、座ってみたうえで選ばれた製品です。
ラーニングコモンズ内の他エリアからも、大きな窓ガラスを通して様子を伺うことができるプレゼンテーションルームは、AからEまでの全5部屋。日々、学生による発表やグループワークを含む活発な講義や、職員の会議や打ち合わせまで、幅広く利用されています。それに伴い、用途に応じた柔軟なレイアウト変更が必要となります。それをかなえるため納入されたのは、
フォールディングテーブルSD-611FF2と、
キャスターチェア パレシリーズFC-390の組み合わせです。
SD-611FF2は、製品のいちばんの特長である「動かしやすさ」が評価され採用されました。
天板下のレバーを握ることにより、脚ベースからキャスターが出現し、天板をかえすことなく動かせるフルフラッターという機構を備えています。机上に教材を置いたまま移動ができるので、アクティブラーニングなど、レイアウト変更が必要な際にもスムーズに対応ができます。机使用時はキャスターが脚ベース内に収納され、脚がしっかりと床に設置するため、抜群の安定感です。
また、今回は、特に講義で使用する頻度が高く、広さもあるプレゼンテーションルームAとBの机の天板を、規格サイズよりも大きくしています。通常は、間口が650ｍｍ、奥行が450ｍｍ。今回は、教科書や多くの資料に加え、ノートパソコンを置いても学生が机上を快適に利用できるよう、間口を100ｍｍ、奥行を150ｍｍ拡張しました。広々とした机上は、使用している学生からも高い評価を得ています。
机と組み合わせるイスとして採用されたのは、パレシリーズFC-390です。
他の製品と比べた際の、座り心地のよさが採用の決め手となりました。
立体的な３次元カーブの背と座が身体にフィットし、適度なクッション性の座パッドとの相乗効果で、長時間の着座による疲労感を軽減します。また、脚先にキャスターが付いたタイプのため、座ったままでも簡単に個人の好みの位置にイスを設定することができます。使用しない時は、座を跳ね上げて水平スタッキングが可能です。
イスの張地は、汚れがつきにくいビニールレザー。日々多くの学生が使用するため、メンテナンス性の良さも重要なポイントとなりました。張地色は5部屋すべてで異なるカラーを採用しています。床のカーペットのラインカラーとリンクされており、同じプレゼンテーションルームでも、それぞれの部屋に個性をもたせています。
施設概要
2022年に創立80周年を迎えた学校法人玉手山学園。
関西福祉科学大学・関西女子短期大学の共用施設である学園2号館は、2020年5月に竣工しました。建設に際しては、学園の職員のみならず、学生からもアンケートをとるなど、学内全体の意見が反映された施設です。
2階と3階には、カフェが併設したラーニングコモンズが設けられています。個人学修やグループワーク、ミーティングなど、多様な学修スタイルに対応できるよう、リラックスできる居心地の良い空間に、機能的な家具が設置されました。
4階から6階には、目的に応じて容易にレイアウト変更ができ、様々な講義スタイルに対応可能な講義室が設けられています。