緑豊かな鎌倉女子大学大船キャンパス
2018年に創立75周年を迎える鎌倉女子大学は、3学部5学科と短期大学部を有する神奈川県でも有数の伝統校です。大学・短期大学のメインキャンパスとして、2003年には、緑豊かな大船キャンパスが開校しました。芝生の中庭を囲むように配置された七つの校舎は、景観を意識し高さの調和を取ることによって、豊かな自然と閑静な街に溶け込んでいます。
長年受け継いできた木製家具の入れ替えを検討
キャンパスの正面に建つ教室棟は、主に講義形式の授業が行われる建物。中央の5層吹き抜けの空間「コミュニティモール」を取り囲むように教室が配置されています。
長年教室で使われていた机とイスは、すべて木でつくられており、歴史と伝統が感じられます。以前のキャンパスから、何十年間も大切に使われてきましたが、老朽化も顕著になり、学生の安心・安全面から、入れ替えを検討する時期に差しかかっていました。
新しい机とイスは、これまでの雰囲気を継承しながらも、アクティブラーニングなど最新の授業形態にも対応できなければなりません。この両方を兼ね備えた製品として、コトブキシーティングの可動式机とキャスター付のイスを導入しました。
アクティブラーニングにも対応する可動式机とキャスター付のイス
導入した机SD-511は、天板の下に設置したリフトアップレバーを握るだけで、簡単に移動ができ、且つ、置き机と同じ安定感があります。イスはキャスター付きのため、移動や離着席がしやすくなりました。座面にはクッションがあるため、長時間の授業でもお尻が痛くならないと、学生からも高い評価を得ています。
一部の教室では、安全面をクリアしている既存机を丁寧に選別し、引き続き使用することが決まりました。イスは入れ替え、他の教室と同じキャスター付のイスを組み合わせています。学校と共に歴史を歩んできた家具を大切にする、大学や学生の優しさが感じられるリニューアルです。