鴨谷体育館
第一体育室

2017.08.31
スポーツ・エンタテインメント施設ドーム・アリーナ・体育館(屋内)

施設説明

※2023年5月より、ディバイダ―はディバイディングカーテン(愛称:SIKIRUTO)に変更しております。
 ここでは、記事公開時の呼称をそのまま使用しております。

運動と健康を促す鴨谷体育館

大阪府堺市の鴨谷体育館は、大きな三角屋根の外観が目印。市民の体育・スポーツ、レクリエーションの振興を図り、健康や体力の増進に資する施設です。第一から第四までの体育室、研修室、トレーニング室を備えており、どの居室も冷暖房完備。季節を問わず、快適にスポーツを楽しむことができます。

ミズノグループが指定管理者を務め、施設の管理・運営を行っています。

空間を分割するディバイダーで複数のスポーツを同時に楽しむ

施設の中でも最も広い面積を持つ第一体育室では、卓球やバトミントン、バスケットボールなどの異なるスポーツが同時に行われることも、珍しくはありません。

複数の競技を一つの空間で容易に開催するべく、2017年2月に天井改修工事に合わせて、超大型電動間仕切「ディバイダー」を導入しました。

ディバイダーは、リモコン操作で簡単に操作できる電動式の間仕切。天井は三角屋根に基づいた形状ですが、骨組みにそって新たな梁を設置し、取り付けを行いました。大規模な改修を行うことなく既存施設へ設置が可能なため、導入もスムーズに決定しました。

防球ネットよりも優れた二つの性能

体育館という大きな空間を仕切るものとして、一般的によく使われているのが、緑色をした網状の防球ネット。学校のアリーナから市区町村の体育館まで、多くの施設に導入されています。ディバイダーには、この防球ネットにはない優れた性能を備えています。

特筆すべきポイントの一つ目は、安全性。防球ネットと異なり、大きなスクリーンのように面で空間を仕切ることができるため、網目に指先が引っ掛かったり、ボールや器具が絡まったりといった事故の心配がありません。

二つ目は、集中力を向上させる機能性。視覚的にも空間を間仕切るため、分割された空間それぞれで異なるスポーツを行っている時でも他方の競技に視界を妨げられることなく、全力を傾注することが可能です。

第一体育館に設置したディバイダーは、下部が透かしのないソリッド素材、上部は反対側を見通せるメッシュ素材。この仕様によって、視界の妨げを防ぎながらも、圧迫感のない明るい空間を演出しています。

居室データ

所在地
590-0138 大阪府堺市南区鴨谷台2-4-1 地図
施主
堺市
設計
株式会社上坂設計
導入
2017年2月
台数
1
関連リンク
  • 鴨谷体育館 webサイト