横浜インターナショナルスクール
講堂

2022.07.01
学校講堂・多目的ホール

施設説明

歴史ある横浜インターナショナルスクールの新キャンパス

日本初のインターナショナルスクールとして知られる、横浜インターナショナルスクール。
2022年1月、横浜の本牧地区に新キャンパスを開校しました。
木材をふんだんに使用した、モダンで温かみのある校舎は、延床面積で以前より約1.5倍広くなりました。
新しい校舎は、図書館やカフェテリア、教室エリアを含む4階建ての北棟と、体育館や屋内プールを収容する3階建ての南棟で構成されています。
北棟の講堂は、随所に散りばめられた、ナチュラルな木の装飾が印象的な空間です。コトブキシーティングは、移動観覧席と2階の固定席、持ち運びが可能なスタッキングチェアを納入しました。

スムーズな会場設営を可能にする移動観覧席

325席の移動観覧席は、リモコン操作ひとつで設置と収納ができるため、少ない人数で会場設営が可能です。2階の固定席と、持ち運びができるスタッキングチェアを組み合わせれば、15分程度で最大411席の客席を創り出すことができます。移動観覧席を収納すると、講堂がフラットな平土間へと早変わり。客席を必要としない授業や部活動にも使用することができます。
収納時に壁面として見える移動観覧席の前幕板は、建築の壁面と色を合わせました。使用しない時は、違和感なく空間に溶け込んでいます。

移動観覧席と、2階の固定席のイスとして採用されたのは、タイプ5Rです。
着座時に、イスの背上部が身体のラインに合わせて湾曲するフィットバック機能が特徴です。体型や体重に合った背の曲面が構成されるため、座る人を選ばず、安定した着座姿勢を保てます。
イス一人分の間口寸法は、通常より広めの520ミリメートル。身体の大きな生徒でも窮屈さがなく、肘掛けで隣席とも仕切られており、しっかりパーソナルスペースを確保できます。

スタッキングチェアには、FC-310が採用されました。
いちばんの特徴は、ウレタンフォームと樹脂繊維コアの二層構造による、底づき感のない豊かな座り心地です。シンプルな見た目が与える印象以上のクッション性が、長時間の着座による疲れを軽減します。
どのような空間にもフィットするデザイン性と、機能性を併せ持ったイスです。

全てのイスの張地には、スクールカラーである赤色が選ばれました。鮮やかな赤が、ブラックと木目のシックな空間に華を添えています。

創立100周年を目前に控えた、横浜インターナショナルスクール。
新たな講堂では、今後のさまざまな式典や発表会など、学校における重要な場面での活用が見込まれています。

施設概要

横浜インターナショナルスクールは日本初のインターナショナルスクールとして、1924年に横浜の山手町に創立されました。
現在は、幼稚部・小学部・中学部・高等部があり、約50ヶ国から集まった700名の生徒が通っています。
「LIVE LEARN LEAD」というシンプルでダイナミックな3つのワードをスクールミッションとし、それらを会得するための充実した教育プログラムや課外活動など、多様な機会を提供しています。
2024年に創立100周年を迎えるにあたり、質の高い国際教育を提供する基盤を築くため、新キャンパスが建設されました。

居室データ

所在地
231-0802 神奈川県横浜市中区小港町2-100-1 地図
オープン
2022年1月
席数
411
移動観覧席:325席 固定席:61席 スタッキングチェア:25席
施主
学校法人横浜インターナショナルスクール
基本設計
隈研吾建築都市設計事務所
実施設計
大成建設株式会社一級建築士事務所
施工
大成建設株式会社 横浜支店
関連リンク
横浜インターナショナルスクール WEBサイト