中京大学 名古屋キャンパス センタービル(0号館)
0704教室

2021.04.13
学校教室

施設説明

老朽化に伴うリニューアルが完了したセンタービル(0号館)

中京大学の名古屋キャンパスは、10学部の学生が通うメインキャンパスです。大きな緑地を囲むように校舎やグラウンドが並んでいます。
正門の左側に建つセンタービルは名古屋キャンパスの象徴的な校舎で、老朽化が進んだ講義室のリニューアルを進めてきました。2020年3月、固定式家具が設置された3教室と、可動式家具が入った4教室のリニューアルが行われ、センタービルの全リニューアルが完了しました。

大きく使いやすくなったリニューアル後の机イス

改修を行った0501・0703・0704教室でリニューアル前に使用していたのは、左右の座席が床に固定された支柱に支えられているタイプの固定式の机イスです。支柱を軸にアームがスライドするため、着席したままイスを引くことができ、後ろを通り抜けられるのが特徴でした。20年以上に渡り使用した机イスは、老朽化のため入替えを実施しました。
新たに納入したのは、SD-770シリーズです。使用中でもイスの後ろを通り抜けられるという旧品の特長を残しつつ、三つのグレードアップを図りました。
一つ目は、イスが1脚ずつ独立していること。従来は、2席が1本の支柱で支えられていたため、筆記時や体勢を変えるときに隣の人の振動が伝わりやすい構造でした。新たなイスには個々に支柱があるため、動いても振動が伝わる心配がありません。また、支柱に仕込んだバネとダンパーにより、離席時にはイスが自動的に机の方に傾くことで通路を生み出すため、中央の席へのアクセスや緊急時の避難がしやすくなりました。
二つ目は、イスの大きさです。従来は、背と座が一体になったコンパクトなタイプでしたが、新たなイスは幅も奥行きも5cmほど広くなっています。素材は、FRPと呼ばれるプラスチック製から、経年変化による劣化に強い樹脂の背と、ウレタンを張り包んだクッション性のある座に変わりました。大きく、身体にフィットするイスが座り心地を向上させ、講義への集中力をサポートします。
三つ目は、従来製品よりも2cm広く設定した机の間口です。20年前よりもサイズアップしているテキストやノート、パソコンやタブレット利用にも配慮した設定です。

生まれ変わった講義室は、未来を担う学生たちが活発に議論を交わし、学問を探求する、かけがえのない学びの場になることが期待されています。

施設概要

1954年に設立した中京大学は、11学部・17学科・12研究科をもつ総合大学です。「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」を建学の精神に、数多くのスポーツ選手や著名人を輩出してきました。都心近郊の名古屋キャンパスと郊外の豊田キャンパスの二つのキャンパスを持ち、1万人以上の学生が勉学に励んでいます。
山手グリーンロード沿いに立つセンタービル(0号館)は、アーチ形状をモチーフにしたデザインが特徴的な校舎です。校舎内には教室以外にガレリアと呼ばれる吹き抜け空間や各所にラウンジが設けられ、講義時間以外でも学生がくつろいだり自習したりする充実した学修環境が整備されています。

居室データ

所在地
466-8666 愛知県名古屋市昭和区八事本町101-2 地図
施主
学校法人梅村学園
リニューアル
2020年3月
席数
168
関連リンク
中京大学 WEBサイト