※2021年4月1日より「ヨドコウ桜スタジアム」へ名称変更されています。ここでは記事公開時の呼称をそのまま使用しています。 長居球技場は観客席とフィールドとの距離が近く、ゲームの臨場感が味わえるスタジアムです。2010年から「セレッソ大阪」のホームスタジアムになりましたが、観客席のバリエーションは一般席の1種類のみ。「選手の動きが良く見渡せる正面中央部の席をグレードアップし、他の席との差別化を図りたい」との要望がありました。
長居球技場の場合、座席の前後ピッチなど限られた建築条件の中で、座席の差別化・グレードアップの必要がありました。その方法を検討した結果、この正面中央部の席だけ新たに快適性をプラスしました。まず初めに、1人当たりの間口寸法を420mmから580〜600mmに拡大。そして、カップホルダーを新たに設置しました。足もとに取り付けることで、人の動きの邪魔にならない様に配慮しています。
結果、席にゆとりができたことによって隣の人との接触が少なくなり、ドリンクの置き場所も確保され、さらに集中して観戦できるゾーンが準備されました。一般席より、グレードアップした席を設けることで、集客力アップも期待できます。
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