長居球技場「キンチョウスタジアム」(リニューアル)

2010.11.08
スポーツ・エンタテインメント施設スタジアム・競技場(屋外)

施設説明

※2021年4月1日より「ヨドコウ桜スタジアム」へ名称変更されています。ここでは記事公開時の呼称をそのまま使用しています。

長居球技場は観客席とフィールドとの距離が近く、ゲームの臨場感が味わえるスタジアムです。2010年から「セレッソ大阪」のホームスタジアムになりましたが、観客席のバリエーションは一般席の1種類のみ。「選手の動きが良く見渡せる正面中央部の席をグレードアップし、他の席との差別化を図りたい」との要望がありました。

長居球技場の場合、座席の前後ピッチなど限られた建築条件の中で、座席の差別化・グレードアップの必要がありました。その方法を検討した結果、この正面中央部の席だけ新たに快適性をプラスしました。まず初めに、1人当たりの間口寸法を420mmから580〜600mmに拡大。そして、カップホルダーを新たに設置しました。足もとに取り付けることで、人の動きの邪魔にならない様に配慮しています。

結果、席にゆとりができたことによって隣の人との接触が少なくなり、ドリンクの置き場所も確保され、さらに集中して観戦できるゾーンが準備されました。一般席より、グレードアップした席を設けることで、集客力アップも期待できます。

居室データ

所在地
564-0034 大阪府大阪市東住吉区長居公園1-1 (長居公園内) 地図
施主
大阪市、大阪サッカークラブ株式会社
リニューアル
2010年8月
席数
17,660
メインスタンド席:12,500席、バックスタンド席:約5,000席フィールド席:約160席
新築
1987年4月