コトブキシーティングのグループ会社であるインターカル社は、アメリカのミシガン州に製造・販売拠点を置き、代理店を通じて移動観覧席（ロールバックチェアースタンド）、屋外用観覧席のスポーツシートなどを、アメリカ全土に販売しています。 インターカル社によって移動観覧席が導入されたCalvin Collegeは、アメリカのミシガン州にある私立のキリスト教系大学であり、北アメリカでも有数の規模を誇ります。1876年に創立されたこの大学に2009年2月、大規模な複合施設「The Spoelhof Fieldhouse Complex」がオープンしました。広大な敷地に、屋内外の競技場やプール、テニスコートなどの施設に加えてヘルスセンターも併設しており、学生・スタッフ・教員などの全ての人々に対して健康やスポーツに関する統合的なアプローチが出来る施設となっています。移動観覧席が導入されたのは、この複合施設の一つであり、様々な競技やイベントが行なわれる室内競技場「Van Noord Arena」。インターカル社は、ベンチタイプと背付きイスタイプの移動観覧席やスタジアムチェアなど、総数4,583席を納入しました。 移動観覧席によって、競技内容や集客数によって観客席数の増減が可能となり、その場に応じた空間を生み出すことができるようになりました。例えば、バスケットコートの至近距離まで観客席を設置することが出来るので、試合時には白熱したプレーが間近で見られます。また、3タイプの席が設置されているため、自分が観戦したいスタイル・場所で席を選ぶこともできます。多くの室内競技チームを持つ本大学にとって、一つの空間を最大限に活用できると言えるでしょう。 大学創立以来、学内の運動部数も増えており、設備も整い施設規模としても大きい「Van Noord Arena」は、通常の練習の場としてはもちろん大規模な大会会場としても活発に利用されています。
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