コトブキシーティング株式会社

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早稲田大学37号館 早稲田アリーナ
メインアリーナ

学校 / 体育館・アリーナ|2019.5.28

  • 早稲田大学37号館 早稲田アリーナ メインアリーナ
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戸山キャンパス「記念会堂」から多機能型アリーナ「早稲田アリーナ」へ

早稲田大学のスポーツ施設といえば、1957年に創立75周年を記念して戸山キャンパスに建てられた「記念会堂」でした。1964年の東京オリンピックではフェンシングの会場に選ばれ、大学の入学式・卒業式などの式典会場としても活躍。早稲田大学の顔として大隈記念講堂と並んで多くの学生に親しまれてきましたが、近年は建物の老朽化が顕著となり、建て替えが決定しました。

そして2018年12月に竣工したのが、早稲田スポーツミュージアムやラーニングコモンズなども併設した多機能型スポーツアリーナ「早稲田アリーナ」です。施設の最たる特長は、メインアリーナを地下2階から地上1階部分に設けたこと、そしてその屋上にあたる地上部に広がる丘陵広場「戸山の丘」です。キャンパスの形状を生かした緩やかな傾斜を持った屋上広場は、地下にあるアリーナの存在を感じさせず、緑の豊かな景観をつくりあげています。

式典にもスポーツにも利用しやすいメインアリーナ

メインアリーナは、外光を取り入れる建築設計により、地下でも明るい陽射しが差し込みます。床は木目調のスポーツ専用床シート、壁は木、観覧席のある地下1階の壁面や柱はコンクリート打ちっぱなしの仕上げ、観覧席のイスはフロア面と同色のナチュラルカラーの木と、無機的な素材と有機的な素材の組み合わさったスタイリッシュで現代的なインテリアが印象的です。

広さは、記念会堂よりも一回り大きく、バスケットボール2面、バレーボールコート3面、バドミントンコートを5面設けることができます。入学式・卒業式などを行う際には、フロアにスタッキングチェアを並べ、地下1階の観覧席と合わせて約6,000人の収容を収容することも可能です。備え付けのステージがありますが、移動式のステージを組み合わせると、さらにステージエリアが広がります。

地下1階の観覧席は、フロア面をコの字型に囲んだつくりです。前4列が可動席、後ろ3列が固定席。全ての列が階段状に構成されているため、前に座った着席者の頭と視線が被ることがなく、フロアで行われる試合や練習の様子を楽しめます。可動席と固定席を合わせると、最大1,840席を設営できます。観覧席を使用しない時は収納して、そのスペースをランニングコースやダンスの練習場所として使いたいという大学からの要望を受けて、この組み合わせが決まりました。

2階の可動席は女性でも簡単に扱えるベンチタイプ

可動席として選ばれたのは、必要に応じて階段状の客席を簡単に展開・収納できる、移動観覧席です。壁面に収納した移動観覧席を操作レバーで引き出すマニュアルタイプ。コの字型の2階エリアの全ての壁に、全26台の移動観覧席が備えられています。移動観覧席1台あたりの席数は、32~48席。1列あたり8人から12人が座ることができ、一人分のスペースが分かりやすいよう座面には目地を設けました。席番プレートを設置できるよう、前幕板には欠き込みがあります。

観覧席の1列目の前には手摺りがありますが、この手摺りと1列目の席との間が開くと観戦しづらいため、最大限に距離を縮める綿密な計算のもと導入されました。また、距離を縮めたことにより、移動観覧席の操作者の立つスペースが狭くならないよう、操作レバーの角度を通常タイプよりも直角に設定しています。

移動観覧席に搭載したイスはベンチタイプのため、背もたれのあるイスを載せた場合よりも移動観覧席本体の重量が軽く、女性でも操作が簡単です。壁から引き出した後は、サイドに手摺りを設置し、移動観覧席と移動観覧席の間の溝につまずかないよう、隙間を埋めるプレートを置けば、設営完了です。

早稲田アリーナがオープンして最初のイベントは、2019年3月の卒業式。フロアには色鮮やかな袴姿に身を包んだ学生たちが着席し、それを見守る保護者が地下1階の観覧席に座りました。平成最後の春とともに、早稲田アリーナの歴史が幕開けました。

居室データ

所在地
162-8644 東京都新宿区戸山1-24-1 
地図
施主
学校法人早稲田大学
設計
<%en%>Yamashita Sekkei, Shimizu Corporation, Placemedia
竣工
2018年12月
席数
1,840
※地下1階観覧席のみの席数
基本計画・基本設計
山下設計
ランドスケープデザイン
プレイスメディア
実施設計
山下設計・清水建設設計共同企業体
施工
清水建設

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