空間を仕切れば可能性が広がる!
学校体育館へのディバイダーのすすめ

2022.01.26
コラム
※2023年5月より、ディバイダ―はディバイディングカーテン(愛称:SIKIRUTO)に変更しております。
 ここでは、記事公開時の呼称をそのまま使用しております。

まだ記憶に新しい2021年夏の東京オリンピック。当時13歳の西矢椛選手がスケートボードで金メダルをとるなど、若い選手の目覚ましい活躍に日本中が盛り上がりました。健康に対する意識の高まりとともに、老若男女問わず多くの人が気軽にスポーツを楽しむようになってきています。
学校の教育も変化しています。例えば、中学校ではダンスが必修科目となりました。自己の表現力や、仲間と動きを合わせていくなかで身につくコミュニケーション能力の向上が期待されています。
学校教育に於ける保健体育の役割は、身体能力の向上や健康増進だけに留まりません。子どもたちの社会性・人間性を育むため、体育に力を入れる学校が増えているのです。

教員の頭を悩ませる、活動場所の確保

体育の授業の急な雨天時に、「体育館を使いたいけど他のクラスが使っている」ということはありませんか。
体育や部活に力を入れる学校で耳にするのが、活動場所の不足です。児童生徒数の多い一貫校や義務教育学校に留まらず、たくさんの学校が頭を悩ませています。
体育館を複数設けている学校は少なく、一つのクラスが使用していると同時に他の用途で使いにくいというのが、体育館の現状の課題点です。

体育館を仕切ることで、活動場所を増やす

そのような時に有効なのが、空間を仕切る「ディバイダー」です。
ディバイダーは、体育館の天井に設置する布状の間仕切り幕です。リモコンのボタンを押すだけで、天井下に収納されている厚みのある幕が昇降し、簡単かつスピーディーに空間を仕切ることができます。
多くの人は「空間を仕切るなら防球ネットでも良いのでは?」と考えるかもしれません。しかし、ディバイダーには、防球ネットでは実現できない優れたメリットがいくつもあるのです。
 

メリット1:学年を問わず、授業が同時に行える

小学校1年生(6歳)と中学校3年生(15歳)では、体格や体力が大きく異なります。そのため隣り合って授業をしていると、身体がぶつかって怪我や怖い思いをすることがあります。
そんな時、各エリアの間を厚い幕でしっかりと仕切ることで、安全な授業ができるのです。それぞれ授業時間が異なる場合も、気になりません。
また、ディバイダーは、ボールや身体がぶつかった時の衝撃を、大きな幕全体で受け止めて吸収します。防球ネットのように、ぶつかった箇所だけ大きく隣のエリアにせり出したり、バドミントンのシャトルやピンポン玉が通り抜けたりする心配もありません。床に溜まったネットに足を滑らすこともなく、安全です。
 

メリット2:集中力を高める

楽しいレクリエーションとハードな基礎トレーニングのように、全く異なる活動も、ディバイダーを使うことで同時に行えます。
その理由は、視線を遮るから。隣の活動が見えると注意が散漫になり、思わぬ事故や怪我につながる可能性もあります。また、「人が受ける情報の8割は視覚から」と言われますが、隣の活動を見えなくすることによって、子どもたちは集中して授業や練習に臨むことが出来ます。
特に、年齢が低く集中力が持続しづらい小学生にはとても有効です。

メリット3:用途の幅が広がる

学校の統廃合や公共施設の再配置に伴い、体育館は地域コミュニティの活動場所としての役割が期待されています。そのためには、地域住民のスポーツの場、催しの場、そして有事の際の避難の場としてなど、さまざまな用途に活用できることが重要です。
大きな体育館をディバイダーで仕切ることは、多様なシーンを創り出すことを可能にします。



空間を仕切り、安全に活動場所を増やすことができるディバイダー。これからの学校の体育館の可能性を広げます。

FOLD-UP

蛇腹状にシートをたくし上げる最もシンプルな機構のディバイダー。
物理的・視覚的に空間を分割するのに十分な機能を持ったモデルです。

ディバイダー

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