『好きな劇場 ニガテな劇場』~観客目線とプロ視点で“劇場”を語る~ の後編レポート。「プロ視点で劇場と椅子の秘密を紐解く」と題した第二部で劇場イスの設計者がたっぷりと語りました。劇場のイスの歴史と遷移、その構造と座り心地の進化、ステージがよく見える配置方法など。劇場空間を楽しむトリビアをトークしました。
トークイベント『好きな劇場 ニガテな劇場』~観客目線とプロ視点で”劇場”を語る~を開催しました! 【前編】【中編】
第二部では「プロ視点で劇場と椅子の秘密を紐解く」!
劇場のイスの歴史と遷移
劇場のイスの構造と座り心地
劇場の客席紹介 ~ステージがよく見える千鳥配置~
劇場の客席紹介 ~足元がスッキリが広々、通り抜けもしやすい~
演目だけではない、好きな劇場 ニガテな劇場に大きく関わるモノは
「観客目線で劇場を語る」をテーマにした第一部では、「舞台の観やすさ」「居住性」「ロビーやホワイエの雰囲気」「劇場スタッフのホスピタリティ」「劇場までの交通アクセス」「劇場内の動線」など、「演目」の良し悪しで語られることが多い劇場を異なる切り口から考察しながらトークが進みました。
第二部で登場するのは、コトブキシーティングの社員です。劇場・コンサートホールのイスを製作する部署に務める町田浩行(写真左)と、広報企画部でパンフレットやカタログなどの企画・製作を行う高井真(写真右)の二名が、普段はなかなか一般の方にお話する機会のない、劇場のイスの歴史や構造の秘密を解説しました。
サイトラインの一例
このほかにも、「後列から見ても空間が華やかに見える客席づくり」「スタッキングチェアでも快適な客席とは」「小劇場の客席用のイスの開発について」などなど、さまざまなテーマを掲げ、イスメーカーならではの切り口でトークショーを展開し、第二部を終えました。
「今回のトークショーが、これから劇場へ行ったときに、“いま自分が座っているイスってどんなイスなんだろう?”と考えていただくキッカケになれば嬉しいです」と語ってくださった上村由紀子さん。第一部で繰り広げた、好きな劇場・ニガテな劇場を左右する「演目」以外のポイントも、客席のイス以外に様々な点が挙げられました。
あなたの「好きな劇場」を「好きな劇場」たらしめているものは、いったいなんでしょうか?
きっと、新たな「劇場の楽しみ方」が見つかります。
トークショーにお越しくださった皆様、ありがとうございました!
開催日:2018年5月26日
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