【インタビュー】カプセルベッドの導入で良質な休憩環境とプライバシーを確保し、東京都心の救命救急に貢献(東京女子医科大学病院 看護師控室)
続けて、臨床研修医の小室妃希(こむろ・きさき)氏にお話を伺いました。

東京女子医科大学病院
臨床研修医
小室 妃希 氏
チーム医療を実践する救命救急センター
――お名前とどのようなお仕事をしているか教えていただけますか。

東京女子医科大学病院研修医1年の小室妃希です。東京女子医科大学で医学部卒業後2026年4月から初期臨床研修として東京女子医科大学病院の救命救急センターで働かせていただいています。
――2カ月間の救命救急センターでの業務はいかがですか。
救命救急センターは、体育会系の先生でないとできない印象が強く、最初あまり興味がない診療科だったのですが、いざ研修が始まると、先生方も優しく教えてくださり、今では自分の将来の選択肢の一つになっています。
――どのようなところに魅力を感じましたか。
患者さんが救急車で運ばれてきた時、自分はまだ何をすればいいのかわからないことが多いですが、先生方は患者さんが来た瞬間にやるべきことを考えて、看護師さんや他職種の方に指示をし、かつそのご家族の方のケアにも対応しています。このようなチーム医療ができている点がすごくかっこいいなと感じています。
――ご自身の勤務形態について教えてください。
ひと月当たり夜勤が6回で、日勤が10回くらいです。夜勤は午後6時から翌日の午前8時までの14時間勤務になります。だいたい午前10時くらいに帰宅し、その日は休みになります。次の日は、仕事の場合もありますし、連休の場合もあります。救命救急センターの常勤医は6、7人ですので、夜勤時、医師の数が少ないときもあります。
カプセルベッドでは短時間でもしっかりと休むことができる
モニター室に導入されたカプセルベッド
――今回、救命救急センターの集中治療室内にあるモニター室にカプセルベッドが導入されました。
モニター室は、研修医の先生たちの休憩室です。研修医がカプセルベッドを利用したり、モニター室で食事をとったり、カルテを書くこともありますが、呼び出しがあればすぐに駆け付けます。
――ご自身の使い方について教えてください。

私がカプセルベッドで睡眠をとるときは、スクラブ(医療用白衣)の下にちょっと柔らかめのズボンを身に着けて休みます。眠くなるまでは、ベッド内のコンセントでスマホを充電しつつ、ライトつけてスマホを見るなどしていて、眠くなったら消灯します。やはりプライベート空間になるので、しっかり休息できている感じがします。(写真:スマホの充電も可能)
――寝心地はいかがですか。

モニター室にはソファーがあるので、ソファーで寝たこともあるのですが、カプセルベッドで寝た方が短時間でもしっかり休めますし、休憩後も仕事に集中できる感じがします。(写真:モニター室の様子)
――休憩する時間はどれくらいですか。
休憩時間は、長くて5時間ですが、基本的には2、3時間くらいになります。モニター室は、患者さんに取り付けている機器の状況が分かるようになっており、アラームが鳴ることもあるため、眠りが浅くなることもありますが、短時間でも体を休めておくことが大事になります。
きれいで充実した職場環境が働く病院選択の条件に
――カプセルベッドの有無が、働く病院を選ぶ条件の一つになると思いますか。

なると思います。他の病院を見学するときは、研修医室や当直室がきれいかどうかを選択肢の一つにしています。
――今後どのような医師を目指しますか。ご自身の抱負をお聞かせください。
今は、患者さんを自分ひとりで対応することができず、必ず先輩の医師と相談しながら診察を進めています。将来はひとりの患者さんを最初から最後まで自分ひとりで対応できるように、責任感をもって診療できる医師になりたいと思っています。
――研修医として、医療現場の最前線で学びながら勤務されている皆さまの一助を担えたことを、大変うれしく思います。本日はありがとうございます。
取材日:2026年5月
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