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国際的なスポーツ大会の開催を機に 選ばれるスタジアムを目指して大改修を実施 [後編]
国際的なスポーツ大会の開催を機に
選ばれるスタジアムを目指して大改修を実施 [後編]
2023.01.19
インタビュー
【インタビュー】国際的なスポーツ大会の開催を機に 選ばれるスタジアムを目指して大改修を実施 [前編]
横浜市
鈴木 総一郎 氏
横浜市
辰己 紘樹 氏
公益財団法人 横浜市スポーツ協会 事業部事業課
秋本 一馬 氏
※リモート参加
快適性、安全性にも配慮したスタジアムの魅力向上を検討
――改修にあたり重要視した点についてお聞かせください。
鈴木
スポーツ庁の方でもスタジアム・アリーナの改革が推進されていますが、私たちも国際大会が終わった後にどうしていくべきか、公共施設なので限りはあるのですが、その中で運営側の理解も得ながらやれることを色々と検討しました。
その一つが多様な席種を設けることです。2層目メインスタンド中央部は、大会仮設報道席として使用しており、ラグビーワールドカップ終了時点で座席を更新していませんでした。スタジアムの魅力向上に取り組むのに好都合の場所だったため、ここに付加価値の高い座席を整備しました。
辰己
これまで一般席のバリエーションがあまりなかったので、他のスタジアムの情報を収集したり、視察に行ったりもしました。そのうえで、屋外用ビニールレザーを使用した高級感のあるシートや、テーブル付きで複数人の観戦に適したカウンターシートやペアシート、ゆったり観戦できる肘掛け付きシートを新設しています。こうした席は、国際大会で求められたわけではないのですが、大会が終わった後にも選ばれる施設として、存在感を高めていく上で必要だと思ったからです。
鈴木
貴賓席には劇場でも使用されるイスを採用しています。とはいえ、劇場での鑑賞とスタジアムでの観戦では座る姿勢も異なるでしょうから、スタジアムで使用するために角度を調整していただくなど、現場の方々は非常に苦労されたと思います。
秋本
貴賓席については、スタジアムツアーでも活用しています。三つの決勝戦が行われたファイナルスタジアムということで、今年の4月よりスタジアムツアーを「Yokohama Final Stadium×3 STADIUM TOURS」として一新したのですが、その中で貴賓席に座っていただく体験を設定しています。座っていただくと、皆さんから「おおー」という声が上がり、非常にご好評をいただいております。
――席のバリエーション以外の点についてはいかがですか。
辰己
勾配が大きい2層目のスタンドについては縦通路の手すりを付け替えました。階段を上り下りする際、以前より手が届きやすい高さになったので、高齢の方には大きく変わったポイントだと思います。
――手すりがあると安心感が違いますよね。劇場などはお客様の年齢層が高くなる傾向にありますが、スタジアムも同様なのでしょうか。
秋本
Jリーグのときはボランティアさんが多くいらっしゃるのですが、ボランティアさんも高齢の方が増えており、お客様だけではなくスタジアムを支える側の方々にとっても助かっています。
特にスタジアムは7階建てという高さで、上に行けば行くほど角度が急になります。手すりがあることで高齢の方だけではなく、誰もが安全に通行できると感じています。
鈴木
1層目と2層目では席の角度が全然違いますからね。そのため、2層目はもう一つの安全対策として背をハイバックにしました。前の席の背もたれが高いので、前のめりになった時も手掛かりになります。
辰己
勾配が急だと、前列の方の頭のすぐ後ろを後列の方が歩くことになるので、歩いている人の足が当たらないという意味でも背もたれが高いのは効果があります。
ほかにも、もともとスタンド最前列に落下防止手すりがあったのですが、それが見切れ(視野障害)になっていたので、安全性に支障がない範囲で手すりを下げて改善しています。その結果、販売できる席数が増えるというメリットもありました。
――安全対策は大きなポイントですね。そのほかにも国際大会の会場となることで求められたことはありますか。
鈴木
二つの大会が直近でありましたので、記者席のやりくりが大変でした。
辰己
もともと1層目に常設の記者席があるのですが、大会のベニュープランでは2層目に報道席を設置しなければなりませんでした。そのためラグビーワールドカップでは1層目の記者席を観客席にして2層目に仮設の記者席を設け、終わったら元に戻し、またオリンピックの時に2層目に記者席を整備するという調整もしました。
あとはトイレですね。以前から男女それぞれのトイレの中に多機能トイレはあったのですが、これに加えて、性的マイノリティの方への配慮として、コンコースから直接入れるオールジェンダーの多機能トイレも整備しました。既存のトイレと動線が分離されるので、介助が必要な方、車イス利用者、子連れの方の利用もしやすくなったのではないでしょうか。
鈴木
ほかにも、以前から難聴者の方に利用していただく磁気ループ席はあったのですが、今回の改修で名称をヒアリングループに変更しました。設備の改修とヒアリングループマークの掲示を行い、そうした席を明確にご案内できるようにしています。
また来賓用のテラスボックスも座席の更新に合わせて内装を改修し、一部は車イスでも利用可能な仕様にしました。
利用者、主催者、地域から愛されるスタジアムを目指して
――改修後のお客様の評判はいかがでしょうか。
秋本
観客の方からは、座席が改修されてとても座りやすくなったと評判です。今年度は非常に多くのお客様に来ていただいていますが、座席に対する不満は一回も聞いたことがないので、皆さんに満足していただいていると思っております。また観戦のときはフードやドリンクも楽しみの一つです。以前は両手に物を持ちながら席まで入るのが大変でしたが、座面跳ね上げ式に変わって通りやすくなったという声も聞いております。食事をしながらの観戦がしやすくなり、より安心してご利用いただけるようになったのではないでしょうか。
また主催者側、チームの方からも座席に対する不満はお聞きしていません。むしろ座席のバリエーションが多くなったことでお客様に提供できるサービスが増え、ご満足いただいていると認識しています。あとは昨今、スタジアムにエンターテインメント性や体験型のサービスが求められる流れがありますので、そうした点についても主催者と一緒に考え、提案していきたいというのが今後の課題です。
鈴木
これまでは最前列にはドリンクホルダーがなかったのですが、今回の改修ですべての座席に付けました。改修前には足がぶつかりやすいのか、壊れることがありましたが、現在はいかがですか。
秋本
特に問題はないですね。むしろドリンクホルダーがないと困ると思います。
辰己
以前は意図しなくてもぶつかってしまうことがあったかもしれませんが、座面跳ね上げ式にして通路に余裕ができたことで、そうしたことも減っているのではないでしょうか。
ドリンクホルダーがなければ、観戦するときに手持ちか、床に置くことになります。そうなると飲み物がこぼれてお客様同士のトラブルの原因になるかもしれませんし、清掃にも影響します。安定して飲み物が置けるというのは大切ですね。
秋本
それから座席のことではないのですが、トイレが改修されたことで待ち時間が減り、その点でもお客様の満足度は高まっていると思います。
――今後の日産スタジアムについて、どのように展開していきたいとお考えですか。一言ずつお願いいたします。
鈴木
私は約5年間、日産スタジアムの改修工事に携わったことで、個人的に非常に愛着があります。テレビ中継があれば見入ってしまいますし、自分のグラウンドを使っていただいているような喜びがあります。これまで関わってきたことで、私自身が日産スタジアムのファンになったからですよね。そんな風に多くの方々に、日産スタジアムを利用していただき、ファンになっていただければと思っています。
辰己
そして利用者の方はもちろん、主催者の方にも愛着をもっていただきたいです。スポーツイベントの決勝戦とか、アーティストのコンサートのファイナルとか、大きなイベントをやるなら日産スタジアムだよね、と思っていただけるようなブランドにできればと思っています。そのためにはやはり、ここでやって良かったと思ってもらえる体験を提供していく、その積み重ねですね。
秋本
スポーツに携わる人間として、スポーツを通じて横浜市を元気にしたいという思いが根底にあります。多くの感動を生み出すスタジアムに、体験イベントなどを通じて市民の方にも来ていただき、「横浜に日産スタジアムがあって良かったね」「ここに自分も立てるようになりたい」と思っていただけるような取り組みを積み重ねているところです。
またスタジアムは、スポーツ以外のコンサートや地域のイベントも行われており、防災拠点としての機能もあります。そうした多機能性を発揮しながら、スタジアムを核とした地域交流、市民との絆づくりなど、横浜市の皆さんの活力のもとになれるような施設運営を考えていきたいです。
――利用者、主催者、そして地域から愛され、選ばれるスタジアムとして、これからの可能性に期待しています。本日はありがとうございました。
取材日:2022年10月
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