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スペシャリストを育てる専門高校として 体験的・実践的学びを実施できる学習環境を目指す
スペシャリストを育てる専門高校として
体験的・実践的学びを実施できる学習環境を目指す
2022.04.11
インタビュー
東京都立赤羽北桜高等学校(東京都北区)は、保育・栄養科(幼児教育・保育系、栄養・健康系)、調理科、介護福祉科の三つの科を併せもつ専門高校として2021年4月に開校しました。現在は1期生となる142名が学んでいます。厚生労働大臣指定の調理師養成施設、介護福祉士養成施設の二つの養成施設であり、家庭学科、福祉学科の二つの学科を備えた初の都立高校となります。家庭・福祉分野のエキスパートとして社会で貢献できる人材の育成を目指して、「スペシャリストの育成」「探究活動の充実」「地域との連携」の三つのコンセプトを掲げ、体験的・実践的な教育を行っています。校舎については旧赤羽商業高等学校の校舎を改修し、家庭・福祉分野の専門高校として必要な施設を新たに整備しました。コトブキシーティングでは、このうち大視聴覚室、第2調理実習室、図書室にイスやテーブル、移動観覧席を納入しています。
今回は開設準備室の段階から携わってこられた前校長の富川麗子氏と主幹教諭の武蔵史朗氏に、新たな学習環境を目指して整備された施設とその活用内容についてお話を伺いました。
東京都立赤羽北桜高等学校 前校長
富川 麗子 氏
東京都立赤羽北桜高等学校 主幹教諭
武蔵 史朗 氏
社会のニーズに応える家庭・福祉分野の専門高校
――東京都立高等学校として、新しい専門高校を開設した経緯についてお聞かせください。
富川
東京都教育委員会が2016年2月に策定した都立高校改革推進計画・新実施計画の中で、調理師や不足が見込まれる介護人材と保育人材を養成する高校の新設を掲げたことから、2016年5月に家庭科と福祉科を併せ持った家庭・福祉高校(仮称)基本計画検討委員会が設置されました。
2019年4月には赤羽商業高校の中に開設準備室が置かれ、私は校長として開設準備室に着任し、2年かけて開校の準備をしてきました。開設準備室は私と教員が3人で特に専門の人がいるわけではなかったので、先進校を視察したほか、関係機関にも色々とお話を伺って準備してきた状況です。
調理士養成施設と介護福祉士養成施設の二つを創ることと、2期生となる2022年度入学の生徒から新学習指導要領に基づく教育課程になるため新旧二つの教育課程を作るという課題があり、非常にハードではありました。他県では二つの養成施設を持っている学校はいくつかあり、先進校の校長先生に「三つの学校があるようですよ」と伺ってはいたのですが、それがこういうことなのだとやってみて思いましたね(笑)。
――施設整備についても先生方が関わっていらっしゃったのでしょうか。
富川
開設準備室1年目のときに改修工事の計画が示されていたのですが、実際に使う側から見るともう少しこうなったらいいのではという点がありました。
例えば大視聴覚室は既存の視聴覚室をそのまま使う予定だったのですけれど、一学年が入れる部屋にして欲しくて、隣のLL教室との壁を撤去して一つの部屋にしてもらえないか相談しました。そうした部屋があると学校はとても活動しやすいのです。実際に大視聴覚室は、学年集会のほかにも保護者会やオンラインの講演会など色々使っていて、本当に稼働率が高いです。
第2調理実習室も最初は違う設計だったと思います。私が視察に行ったときに、先生のデモンストレーションが見やすいように半分ぐらいが段になっている学校があり、「これだ」と思ってお願いしました。図書室は改修できませんでしたが、探究活動の授業ができるように講義形式もグループワークもできる家具を入れていただきました。
実際には私のイメージを聞いた武蔵先生が色々調べてくれました。
三つのコンセプトを実現するための施設整備
――富川校長先生のイメージを具体化したのが開設準備室にいた武蔵先生なのですね。
武蔵
他の学校を視察して、こういう設備があると生徒が学習しやすいとか、このスペースならこうしたことができるとか、富川校長の思いが色々あったので、私はそのイメージをもう少し具体的に伝えられるように考えたという感じですね。でも素人だったので、エクセルでイスやテーブルを配置した部屋の図面を作って東京都の営繕課の人に見せていました。
私自身も近県の先進校はかなり見に行きました。有名な埼玉県立誠和福祉高等学校には富川校長とも行きましたし、私一人でも5回ぐらい行きましたね。調理士養成施設も介護福祉士養成施設も国の施設になるので、細かく決められた基準をすべてクリアしなければならないのです。設備がどのぐらい必要かだけではなく、どう管理しているのか、どう配置しているのかもわかっていなければいけないので、それが大変でしたね。先進校の先生にお話を伺って、授業のやり方や生徒の様子、設備の配置なども見せてもらいました。
――富川校長先生の求める施設イメージの根源は何だったのでしょうか。
武蔵
本校の「スペシャリストの育成」「探究活動の充実」「地域との連携」の三つのコンセプトです。それを実現するためにはこういう施設が欲しいということで、そこは本当にぶれなかったですね。最初から調理師や介護福祉士の資格を取るだけではなく、その分野のリーダーとしてやっていけるようなプロフェッショナルを育成しようという明確なビジョンがありましたから。
――富川校長先生のイメージを実際の物に結びつけるのは大変だったのでは。
武蔵
大変でした(笑)。現実的にはお金のことや施設のキャパシティの問題もあるので、富川校長の理想にどれだけ近づけられるかなと。
そもそも本校は既存高校の校舎を改修し、専門科目に必要な施設を整備する計画でしたが、富川校長には色々希望があったので。これからの社会に必要とされている人材を育て、高校生が学ぶ施設として、より充実した学習環境を整備して欲しいという開設準備室の検討内容も反映させていただけました。
その結果、御社の家具を入れていただいた大視聴覚室、第2調理実習室、図書室をはじめ、一足制の導入で広くなった昇降口と一体化した生徒ホール、そこから続く地域に開放しやすい多目的ホールなど、コンセプトに沿った色々な施設が整備できました。
探究活動での使用をイメージした大視聴覚室
――弊社のメモ台付固定イス(218席)を入れていただいた大視聴覚室はどのような使い方を想定されていたのですか。
武蔵
富川校長からは1学年ないしは2学年入る大きさで、一人でメモを取ることもみんなで話し合うこともできる探究活動がしやすい空間にしたいという要望でした。でも全く知識がないので、まずはウェブサイトなどを検索して調べました。その時にコトブキシーティングさんを知ってカタログを取り寄せたのですが、カタログを見たら行ったことのある大学やスタジアムがたくさん掲載されていて、ここもそうなのかと驚きましたね(笑)。
それで見つけたのが今のメモ台付きのイスです。実は以前にいた学校でも探究活動のようなことをやっていて、講堂に机のある一人用のイスがあったのですが、横とは話せても後ろとは話しづらい印象がありました。でもこのイスだったら横でも後ろでも話せるなと。さらに一人で集中するときはメモ台を使って学習できるので、これなら一石二鳥というか一石三鳥ぐらいだなと思いました。
ただ、真ん中にあった柱が邪魔で最初はどうなることかと思ったのですが、コトブキシーティングさんのご協力でどこの席に座っても正面のスクリーンが見える配置にできました。
――実は弊社では後ろの席の人と話すという使い方はイメージしていませんでした。
武蔵
こちらはイメージしていたとおりでしたよ(笑)。一人で集中もできるし、体の向きを変えやすいので周りともコミュニケーションを取りやすいという意味でバッチリでした。
よく使っているのは探究活動の授業で、最初はその時のテーマについて先生の話を聞きながらメモを取ってまず自分一人で考える。その次にグループで話し合って一つの意見にまとめて前に出て発表するとか、そういう使い方をしています。
またオンラインでの授業にも便利です。各教室で分かれてやると教室の数だけ画面が必要になりますが、ここに集まれば画面も一つで済みます。
――そうした授業のやり方は、こちらの学校のコンセプトにとても合っている気がします。
武蔵
そうだと思います。もしレクチャー形式の授業がメインなら、もっと机が大きくて教科書を置ける方がいいのかもしれません。でも本校は探究活動を柱としてうたっているので、机は先生の話や自分の考えをメモにする程度で十分ですので。
実は本校では、ノートのような大きめの生徒手帳を持たせています。普通、生徒手帳は小さいですよね。生徒手帳は毎日の記録を書いたり、探究活動のメモに使ったりしていて、このメモ台がちょうどその手帳が載る大きさなのです。手帳を持たせるというのも、書かせることが大事だからという富川校長のアイデアです。
――移動観覧席(4段・42席)を納入した第2調理実習室や図書室はいかがですか。
武蔵
調理実習室は全部で三つありますが、第2はキッチンスタジアムのようなイメージですね。半分ぐらいのスペースが段差のある移動式のベンチになっていて、手元はモニターでも写せるので、どの生徒からもデモンストレーションが見やすいです。調理後の試食もベンチを収納して同じ部屋でできるので、外部の先生がいらっしゃったときにもすごく活用されています。
図書室は、昔ながらの大きい机だと移動ができずグループ学習ができないということで、女子でも動かしやすい2人掛けのテーブルをお願いしました。目的によってレイアウトが簡単に変えられて、富川校長もイメージ通りだったようです。
スペシャリストへの道をサポートする環境づくり
――専門高校の特徴や良さはどういう点にありますでしょうか。
富川
やはり18歳で国家資格が取れるのは素晴らしいことだと思います。履修科目が多く苦労も多いとは思いますが、その先の進路選択がより広がると考えています。介護福祉科は介護福祉士の受験資格を得られるので、国家試験に合格すれば介護福祉士の資格を持って卒業となりますが、さらに上級学校に進学して社会福祉士や理学療法士の資格を取りたいと思っている生徒もいます。そうなれば実際に仕事に就いたときにも、多くの知識と技術を兼ね備えた介護・福祉分野のエキスパートになれる可能性があると思います。それは卒業と同時に調理師資格が取れる調理科も同じです。
保育・栄養科については、高校卒業では資格が取れないので上級学校に進学して取得することになりますが、高校生の時から専門分野の基盤を作れることが後々強みになると思います。
さらに専門高校の良いところは、体験的・実践的な活動が多いことです。介護福祉科の生徒は1年生から夏に11日間の施設実習に行きました。一生懸命勉強して実習に臨んだつもりが実際には足りなかったことに気づけば、次の実習に向けてもっと勉強しなければと思うはずです。自分が体験して感じ取ることが一番色々なことが身につきますし、もっと頑張ろうという意欲の喚起にもつながると思っています。
――学校の特徴的な活動として、大学や地域との連携にも取り組んでいらっしゃいますね。
富川
少しでも生徒に刺激を与える機会になればということで、東京という地の利を生かして大正大学、女子栄養大学と高大連携教育協定を結んでいます。高校生が早い段階から高度な学問に触れたり、大学生と一緒に考えたりする機会はとても大事だと思っています。これまでに3回開催していて、5月には探究活動を進めていく上では図書館の利用や読書が重要だろうということから、大正大学教授で附属図書館長の稲井達也先生にオンラインでご講演いただいたほか、図書館スタッフの方々に図書館見学ツアーをやっていただきました。実は今日も「児童虐待防止推進月間~オレンジリボンキャンペーン」の活動を行っている大学生が本校でレクチャーをしてくれる予定です。
毎月大学と連絡会を行っていて、一つの授業をやるだけで2~3カ月相談をしているので時間はかかりますが、それだけの内容にはなっていると思います。それも大学のご理解とご協力があってのことですね。
地域連携については、介護福祉科の施設実習の受け入れ先がほとんど地元でお願いしているのでで、まずはそこから始めているところです。まだ1学年しかいないですし、教員の数も少ないので一度に色々なことは始められないのですが、例えば区が栄養や子育てなど本校と関係ある講習会をやるときに、生徒がお手伝いできればと思っています。
――授業で現場の仕事を体験でき、高度教育にも触れるチャンスがある学校はなかなかないと思います。いま求められている教育の先端をいっている感じですね。
生徒さんにはどのようなことを期待されていますか。
富川
専門科目はもちろん、基礎学力もきちんとつけてもらいたいです。生徒にはこの科だからこういう仕事と窮屈に考えるのではなく、資格を生かして幅広い視野で進路を考えて欲しいと思っていますが、そこがおろそかになると進路を狭めてしまうかもしれませんので。
それから生徒には、学んだことを自分の知識として留めておくだけではなく、それを使って周りの人や地域社会が幸せになれるように力を発揮することが大事とよく話しています。家庭分野や福祉分野で社会貢献できる人になれるような力を付けて欲しいですね。
そして、生徒にとっては一度きりの高校生活です。この学校に来て良かったと生徒に思ってもらえるように、成長させて卒業させることが私たちの仕事だと思っています。
――多くの生徒さんが今後社会で活躍される日が楽しみですね。本日はありがとうございました。
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