荻窪のまちに誕生したサロンホールは、新たな文化芸術の交流拠点に
2025年5月、荻窪駅から徒歩約5分の閑静な住宅街に、サロンホール「荻窪オペラ座アッジョルノ」がオープンしました。
マンションの地下1階にあるこのホールは、以前は日本舞踊の稽古場として利用されていたものの、運営の担い手がいなくなり、長らく閉鎖されたままでした。再び人が集う場所になって欲しいという、オーナーの願いを知って運営を引き受けたのは、現役のオペラ歌手です。仲間のアーティストたちとともに、ホールの再生プロジェクトを始動し、DIYによるリニューアルも実施。約1年にわたる改修工事を経て、志ある音楽家が集う文化芸術の交流拠点として生まれ変わりました。
自然光が差し込む明るい地下に、125㎡のフラットな空間が広がっており、声楽や室内楽のコンサート、リサイタルなど、プロからアマチュアまで幅広い芸術家による催しが行われています。また、合唱やダンスの練習、子育てイベントや各種講座など、地域住民が気軽に集える場としても親しまれています。
クラシック公演にも調和するイスは、シンプルなデザインでゆとりある座り心地
以前は、舞踊の発表会の客席として、パイプイスが使われていました。ホールのオープンにあたり、来場者が1~2時間の公演を快適に鑑賞できる環境を整えるため、本格的な劇場用のイスの導入が検討されました。クラシック公演や内装の雰囲気にも調和するデザイン、設営のしやすさなども叶える座席として白羽の矢が立ったのは、コトブキシーティングのスタッキングチェアの中でも人気の高い、
FC-303でした。
FC-303は、観客席用に設計されたスタッキングチェアです。着席者の背中を抱くように大きくカーブした背もたれは、しっかりと上体をサポート。臀部に沿って柔らかな曲線を描く座面が、体重をしっかりと支えます。
素材は肌当たりの柔らかな合成樹脂で、誤って飲み物などをこぼしてしまった際も、さっと一拭きで綺麗になり、日常のメンテナンスも簡単です。背と座はひとつづきになっているため、パンフレットや荷物が背と座の隙間から落ちる心配がありません。床面にしっかりと接地するループ脚で、安定感のある座り心地を提供します。
カラーは艶を抑えた落ち着いたブラック、脚部はシルバー。シンプルでスタンダードな組み合わせは、クラシック演目にもよく似合います。照明を落として暗くなった空間にも溶け込みやすく、演者に集中しやすい環境を整えます。
自由に設定できるステージエリア、イスも容易に持ち運びとレイアウトが可能
演目や演出に応じて、ステージエリアの位置は調節が可能です。それに合わせて客席にも多彩なレイアウトが求められ、FC-303は、そのための柔軟な設営性を備えています。
背もたれに設けた手掛け穴は、安定した持ち運びをサポート。重さもコトブキシーティングのラインナップの中でも最軽量の3.5㎏と、女性スタッフでも扱いやすい軽さです。脚先にはギャンギング機構が備わっており、スムーズに整列できます。
平床では10脚までスタッキングできるため、収納もコンパクトで場所を取りません。
施設概要
荻窪オペラ座アッジョルノは、東京都杉並区・荻窪駅から徒歩約5分の住宅街に位置するサロンホールです。イタリア語で“アップデート”を意味する「Aggiornare」にちなみ、訪れた人たちが新たな一歩を踏み出せる場になるよう願いを込めて、名付けられました。約125㎡のフラットな空間では、最大100席を設営してコンサートやリサイタルなどのイベントの開催のほか、大ホールのオペラや演劇公演と同等の舞台スペースを確保した稽古や、合唱や室内楽の練習なども可能です。2026年には内装の一部リニューアルと、プロジェクターやレール照明の新設工事を実施。多彩な演出ができる空間への“アッジョルノ(アップデート)”がつづいています。