施設の長寿命化を目指し、大規模改修工事を経て再オープンした、都筑区民の交流拠点
横浜市営地下鉄ブルーラインのセンター南駅から徒歩約6分、約600席のホールを備える都筑公会堂は、都筑区総合庁舎の1階に位置しています。
1995年の開館以来、地域に愛されながら多くの催しが行われてきましたが、老朽化が顕著になったことから、1年間の改修工事が決定。持続可能な施設運営と地域の活性化に資することを目的に、天井の耐震化や照明のLED化、座席の更新などを実施し、2026年1月にリニューアルオープンを果たしました。黄色の張地の座席が並んでいた客席は、新たに赤系4色を採用することで、イメージを一新しています。
コンパクトなデザインで美しい客席を創り出す、オーキッド
改修に伴い採用されたイスは、
劇場・ホールイス「Orchid オーキッド」TS-268246です。特徴は、座収納時の奥行が440mmと、コトブキシーティングのラインナップの中でも最小クラスの設計であること。当時の日本人の平均的な体格に合わせてコンパクトに設計されていた一時代前の客席のリニューアルにおいても、座席数を大きく減らすことなく、最新の技術を詰め込んだ快適なイスへの入れ替えが可能です。リニューアル前後で一人分間口や背の高さなどの寸法は変わりませんでしたが、座面高が50ミリメートル高くなり、着席時の快適性が向上しました。
背もたれは、着席者の背中をそっと抱き込むように横方向へカーブがついており、ウレタンの詰まった背パッドが着席時の姿勢にフィット。座は先端部を細くすることで、着席時の足元スペースにゆとりを生んでいます。席から立ち上がると座が自動で起立する機構を装備し、収納時には肘と一直線上に揃うようデザインしました。すっきりとした佇まいが、客席全体を美しく保ちます。
テキスタイルは、赤を基調とした4色の平織張地です。客席前方から後方に向かって色が薄くなるよう張り分けることで、空間に奥行を生み出しました。
床面がフラットな前方8列207席分には、ワンタッチで動かすことができる移動席を継続して導入。演目や演出に応じて座席を取り外すことで、パフォーマンスエリアを拡張できます。
施設概要
神奈川県横浜市都筑区の都筑公会堂は、都筑区総合庁舎内に位置する地域密着型の公共文化施設です。1995年の開館以来、講演会や演劇、コンサート、ダンス、発表会、生涯学習活動など、多彩な区民活動の場として利用されており、2026年1月に改修工事を経てリニューアルオープンしました。館内には597席のホールを中心に、リハーサル室や会議室、和室を備え、幅広い用途に対応。センター南駅から徒歩圏内という利便性の高い立地も特徴で、地域住民が気軽に集い、文化芸術に触れられる交流拠点として根付いています。