創立 150 周年、未来を見据えたキャンパスへ
2025 年に創立 150 周年を迎えた同志社では、現在、京田辺キャンパスの大規模なリニューアルが進行しています。このプロジェクトは、創設者・新島襄が理想とした「深山大沢」、すなわち「多様な個性が集い育まれる場」を現代的に解釈したものです。学習環境 の更新や、交流を促すラウンジ・食堂の再整備など、コンセプトに沿った独自の取り組み が次々と形になっています。それを象徴するひとつとして、学びの中核を担う教室棟「恵道館」では、大規模講義室「KD201」が、国際会議や学会の開催にも対応できる最新の 「レクチャーシアター」へと生まれ変わりました。
ゆとりと一体感を追求した、学びの質を高めるユニバーサルな講義空間
新しくなったKD201の扉を開けると、木質素材を採り入れた落ち着きある内装とシック な色合いの座席が調和した、アカデミックな空間が広がります。今回の改修では、これまでの固定された長テーブルとイスの配置を変更し、1席1席が独立しているタイプのイスと収納式テーブルが採用されました。座席数は、従来の588席から428席へと調整したことで、一人ひとりのスペースにゆとりを持たせることができ、どの席も出入りがスムーズに行えるようになりました。さらに、演台を撤去してフロアをフラットにつなげ、登壇者と学生が同じ目線で向き合える一体感のある空間が生まれ、双方向の授業にも対応できるようになっています。車椅子席も新たに 2 席設け、ユニバーサルな講義室を実現しています。
「次の50年」の学びを支える快適で機能的な座席
新たに導入されたイス「
LT-330」は、本講義室で長く親しまれてきた座の「スイングアップ機構」が継承されています。身体の動きに合わせて座面がスイングアップするこの機構は、利用者の立ち座りのしやすさ、離席時の通路幅を広く確保できることが特長です。くの字形の背板に立体的なクッションを備え、三層構造ウレタンの座面によって、長時間の着座でも快適な座り心地を維持します。
テーブルの「
LT-100」は、必要なときだけ引き出して使えるA3サイズの収納式で指紋レス仕様になっています。足元には全席にコンセントを完備しており、講義以外にも多目的に活用できる空間になっています。
施設概要
同志社大学京田辺キャンパスは、1986年に関西文化学術研究都市の一角に開校。総面積約79万㎡の広大な敷地には、理系学部を中心に約9,000人の学生が集い、最先端の実験・情 報設備が整備されています。教室棟「恵道館」は、講義に加えて講演会や学会にも対応す る多機能施設で、その名称は「道を恵める、恵みの道」に由来します。今回のリニューアルでは、新たに最新型スクリーンや自動追尾システムも導入され、プレゼンテーションをよりリアルに可視化できる環境が整いました。新たな知の拠点として生まれ変わったレクチャーシアターが、これからの多彩な教育・研究活動を支えます。