日本女子体育大学 学園創立百周年記念館
二階堂トクヨ記念講堂

2026.03.12
学校講堂・レクチャーシアター

施設説明

創立者の精神を受け継ぐ、本格的な講堂が完成

2023年10月、日本女子体育大学に地下2階、地上7階建ての新施設「学園創立百周年記念館」が竣工しました。館内には、大・中・小の体育室、体操競技場、柔剣道場など多彩な体育施設が整備されています。地下1階~1階には創立百周年記念事業を象徴する700席規模の本格的な講堂「二階堂トクヨ記念講堂」が新設されました。
創立者の名前を冠した講堂は、建学の精神を次代へつなぐ場として、百周年記念式典や記念シンポジウムといった節目の催しに活用されました。現在は、学生による研究発表やダンスパフォーマンスの舞台としても親しまれています。座席には顕彰銘板が設置され、後援会寄贈の緞帳が彩りを添えるなど、学園を担う多くの次世代への想いが息づく空間です。

テーブル付きの劇場イスが叶える多目的利用

メインフロアの約700席には、背テーブル付イス「エレガンテ スリム」を採用しました。講堂は研究発表や講義、実技パフォーマンスまで多目的に使われることから、テーブル機能は不可欠でした。ゆとりあるサイズのテーブルはA4ノートやパソコンが楽に広げられ、収納時には背面の薄型収納ボックスにすっきりと収まるため、通路の動線を妨げません。ゆっくりと収納する指挟み防止機能を備え、安全性も確保されています。
イスの座には、長時間の着座でも疲れにくい「スペーシア」を採用。先端が細い独自の形状が足元にゆとりを生み、膝を曲げやすく立ち座りの負担を軽減します。耐久性に優れたモールドウレタンと波形スプリングが体圧を均等に支え、講演会や研究発表など長丁場の利用でも快適さを保ちます。

パフォーマンスの幅を広げる、フレキシブルな可動席

講堂は研究発表だけでなく、ダンス学科のイベントや演技発表会など多彩な用途に応えています。前列の座席は移動式となっており、取り外すことでステージを拡張し、演出の幅を広げることができます。バルコニー席には、ステージへ自然に身体を向けられるよう置き式のHARU Chair TS-1212シリーズを採用。「移動可能な劇場のイス」として開発されたこのシリーズは、固定席に匹敵する豊かなクッション性と、背裏・肘当ての天然木の美しさが調和したデザインです。三次元曲面の背もたれが、ゆったりと快適な座り心地を実現します。
客席は赤の張地で統一され、舞台専門家のアドバイスを取り入れた照明・音響とともに、華やいだ空間を演出しています。授業や講演、学内ダンスイベントなど、多様な活動を支えるこの講堂は、百周年のレガシーを次世代へと受け継いでいます。

施設概要

日本女子体育大学は、二階堂トクヨが1922年(大正11年)に女子体育の指導者養成を目指して創設した「二階堂体操塾」を起源とする女子体育大学です。2023年に学園創立百周年記念事業の一環として竣工した記念館には、体育室、体操競技場、柔剣道場、講堂など、体育・研究機能が集約され、限られた敷地の中に国内でも珍しい高層立体体育施設を実現しました。
館内の各フロアには、人見絹枝やベラ・チャスラフスカなど、女子体育の歴史を築いた偉人に因んだ愛称が付けられ、女子体育の発展と女性の活躍を後押しする学園の理念を象徴する施設となっています。
 

居室データ

所在地
157-8565 東京都世田谷区北烏山8-19-1 地図
施主
学校法人二階堂学園
設計
環境デザイン研究所
竣工
2023年10月
席数
694
関連リンク
日本女子体育大学 WEBサイト