健康啓発を担う、新たな健康拠点へ
半田市医師会健康管理センターは、地域医療の中核として、長年にわたり臨床検査・健康診断事業を担ってきました。近年、心身ともに健やかな暮らしを目指す「ウェルネス」への関心が高まるなか、半田市医師会健康管理センターでは、多様化する健診ニーズへの対応と利用者満足度の向上を目的に、老朽化したセンター施設の再整備を行いました。その一環として大ホールを刷新し、人数や催しの内容に応じて柔軟にレイアウト変更が可能で、設営も容易な移動観覧席を導入しました。これにより、健康・医療に関する講演会・研修会など健康啓発の場として幅広く活用できる、多目的空間が整備されています。
柔軟なレイアウトを可能にする移動観覧席
地域とのつながりを深める役割を担う大ホールには、前方移動式観覧席150席とスタッキングチェア150席が導入されました。全席に回転式の肘メモ台「T1」を備えており、講演会や講義での筆記に便利です。
移動観覧席は、光学誘導で走行方向を自動認識して、前方へ移動するフルオートタイプを採用。電動による展開・収納が可能なため、設営やレイアウト変更にかかる負担を大幅に軽減しています。その使い勝手の良さから、「とても楽で、電動にして良かった」と好評です。客席レイアウトは主に2つのモードで運用され、移動観覧席とスタッキングチェアを併用することで約300名規模の催しに対応可能です。また、移動観覧席のみを前方に移動して展開した場合は、約150名規模での利用が可能です。大規模なイベント時には観覧席を後方に、小規模な会議や講義では前方に移動させるなど、用途や規模に応じた空間づくりが可能です。さらに、観覧席を収納すれば平土間としても利用でき、さまざまな用途に対応できる自由度の高いレイアウトを可能にしています。
快適さと統一感が生む、多目的ホールの新空間
搭載イスには多目的ホールから講堂まで、幅広いニーズに対応する「
タイプ5R」が採用されました。座は自動緩起立機構により、離席時の衝突音や振動を抑制します。背もたれには体重に応じて自然なカーブを作るフィットバック機能を備え、長時間の利用でも安定した姿勢を保ちやすく設計されています。背座のクッションにはウレタンを使用し、薄くても長時間の着座に耐えられる快適な座り心地です。また、移動観覧席とスタッキングチェアには同じ張地を用い、ホール全体に統一感のあるゆったりとした空間が生まれました。
施設概要
半田市医師会健康管理センターは、最新の健診設備を備え、人間ドックや生活習慣病予防に活用されています。開放的なエントランスや動線に配慮した健診フロア、女性専用空間、個室健診ルームなど、利用者視点の設計が魅力です。大ホールや研修室も備え、地域の健康啓発や学びの場としても活用されています。