台東県野球村
第一球場

2026.01.27
スポーツ・エンタテインメント施設スタジアム・競技場(屋外)

施設説明

台湾の野球人気を支える拠点が大規模リニューアル

台湾において、野球は「国球」とも呼ばれる国民的スポーツです。2025年にはプロ野球の年間観客動員数が史上最多の300万人を突破するなど、その人気は高まり続けています。こうした野球文化をプロ・アマ問わず支えてきたのが、年間300試合以上が開催される台東県野球村です。
2006年の開場以降、約30年にわたり地域のスポーツ振興の拠点として親しまれてきた同施設ですが、観客席の劣化が進み、観戦環境の改善が大きな課題となっていました。この状況を受け、スポーツ庁が推進する「全民運動・大会環境最適化計画」のもと、第一球場と第二球場で大規模なリニューアルを実施。座席を全面的に刷新することで、現代のスタジアムに求められる快適性と安全性を備えた野球場へと生まれ変わりました。

4,000席を超える最新型のスタジアムシート

第一球場では、4,000席を超える全席を最新型のスタジアムシートへ更新しました。採用された「BLM-7172」は、身体にフィットするよう高密度ポリエチレンに空気を吹き込んで成形されており、座り心地が格段に向上しています。イス内部は中空構造の「ダブルシェル」。硬いボールが当たった際の衝撃を吸収することで、イス本体へのダメージを軽減するとともに、跳ね返りによる二次被害のリスクも低減します。
さらに、全席にアームレストとカップホルダーを完備しました。座面は跳ね上げ式のツーピース構造で足元にゆとりを確保し、より快適な観戦環境を実現しています。座席カラーには、台東県の新ロゴマークに合わせた青とグレーを採用し、スタジアム全体に一体感と新たな活力をもたらしました。

全天候型VIPシートとインクルーシブな観戦環境づくり

VIP席213席には、屋内外を問わず快適に使用できるクッション付スタジアムシート「オルウィ(ALLWe)」VSS-032を導入しました。背骨のラインに沿った三次元形状の背もたれが身体をしっかりと支え、厚みのあるウレタンクッションが長時間の試合でも快適な座り心地をキープします。
オルウィ(=ALL Weather)はその名の通り全天候型で、耐水性・耐熱性・耐衝撃性に優れた素材を採用しています。特に張地のビニールレザーは防水・防汚性能が高く、汚れも簡単に拭き取れるため、日々の手入れも効率的に行うことができます。さらに、識別番号付きのカバーを被せることで、未使用時の保護も万全です。
インクルーシブな観戦環境づくりも今回の改修の重要なポイントです。バリアフリー席32席を新設し、プラットフォームを延長して、車椅子利用者向けのゆとりある観覧スペースと手すりを整備しました。あわせてPU防水施工や階段の滑り止め対策など、耐久性と安全性を高める基盤改修も同時に行われ、誰もが安心して楽しめる環境が整えられました。

施設概要

台東県野球村は、第一球場と第二球場を備える地域の野球振興のシンボルです。年間300試合以上の舞台として、台湾の少年野球発祥の地である台東の野球文化を支えてきました。今回の改修では、第二球場においても一般席1,334席、VIP席211席、バリアフリー席12席の座席更新とPU防水施工を実施。両球場にわたる大規模なリニューアルにより、施設の長寿命化と観戦環境の最適化が実現しました。

居室データ

施主
臺東縣立體育場
リニューアル
2025年8月
席数
4,327