東海地方最大級のライブハウス型ホール
2025年3月に開館した「COMTEC PORTBASE」は、ライブハウス型ホールという新しいスタイルの施設で、その名称には「未来への新たな出航基地からリアルライブエンターテインメントという可能性に溢れた大海原への船出」という意味が込められています。
それを象徴する、船をイメージした大胆な外観の建物は、地上2階建て、延べ床面積約3800平方メートル。立ち見で2,244人、座席のみで1,070人を収容する東海地方最大級を誇る規模です。
ライブハウス型ホールは、コトブキとしては珍しい事例ですが、設営しやすいスタッキングチェアでスタンディング式のライブに対応し、固定席には、スポーツ施設の観覧席で実績のあるワンピースタイプのベンチシート
「BLM-1300」シリーズが導入されています。
エンターテイメントファン待望の新施設の誕生
COMTEC PORTBASE開業の大きな動機となったのは、東海エリアにおけるイベント催事会場の不足があります。2008年以降、近隣の施設が閉館した後は同規模の会場が不足し、名古屋のエンターテインメントファンの多くが音楽ライブや2.5次元ミュージカル、ストレートプレイなどの舞台公演に触れる機会を逃してきました。
こうした状況のなか、COMTEC PORTBASEは、東海エリアにおける待望の新施設として誕生したのです。
スタンディング形式のライブ設営に対応
このホールの大きな特徴が、会場のどの席からもステージが見やすいよう工夫された座席です。1階席と2階席の間の段差を大きくとることで、後方の席からも快適に鑑賞できる視認性を確保しています。
420席が設置された2階には、「BLM-1308」が採用されました。背もたれと座が一体となったワンピースタイプのスタジアムシートで、ゆったりとした座面の奥行きが特徴です。国内の著名な球場やサッカー場、競馬場などの観客席からダグアウトまで、幅広い場所に採用されています。人間工学に基づき開発されたカーブが背や腰にフィットし、シンプルな構造ながら座り心地にも定評がある製品です。
1階はスタンディング専用のフロアですが、スタッキングチェア「
FC-303」を並べれば、客席フロアへと早変わり。このイスは軽量で扱いやすく、「ギャンギング」と呼ばれる連結機能により、簡単に設営できるので、スタンディング形式のライブも多いライブハウスにとっては、その手軽さが最大の利点といえます。また1階の前方と後方にそれぞれバリアフリースペースが設けられており、車イス利用者にも対応しています。
こうした2種類の製品を使ったフロアデザインにより、COMTEC PORTBASEの収容人数は座席使用時で最大1,070名、スタンディング時は2,244名。だれもが自分に合った場所でパフォーマンスを楽しめる会場といえるでしょう。
長時間でも集中できる特製クッションと、ライブに合わせ自由に客席をレイアウト
1階客席に並べられたスタッキングチェア「FC-303D」の座クッションは、規格品と比較して5mm厚く、ウレタンの硬度(比重)を上げてクッション性を高めています。これは、一般的なパイプ椅子と比較して座面と背面が大きく設定されているため、広い面積で腿や背中を受け止めることができ、長時間の観覧における集中的な荷重による疲労を軽減させます。
施主と建設会社がコトブキシーティングのショールームに来場し、イスの座り心地を体感。その後、様々なメーカーのイスのなかから、弊社製品の座り心地を評価し、選定につながりました。
また、ステージ下の台車には、収納効率が高いスタッキングチェアを110脚以上収納することが可能で、ライブの規模に合わせて自由に客席がレイアウトできます。